『ここに地終わり 海始まる』
宮本輝
またまた読書歴紹介です。
上下巻あったのですが、足かけ三日で読破です。
連休中、地域の祭りやら車のリコールやらでどこにも行けませんでした。
黙々と、部屋で読書してましたね~ …有意義なような、悲しいような…
「すべて終わりは、始まりでもある」
「幸福は、不幸のまな板の上に生まれる」
主人公は、18年間結核療養所に入院していた天野志穂子。24歳。
もう一人の主人公、梶井克哉。
その他の人物を交えて、恋愛や人生について考えさせられるような物語が続いていきます。
物語も面白いのですが、
「ここに地終わり 海始まる」というフレーズから喚起されるさまざまなイメージ・感情に、心を揺さぶられました。
この言葉自体は、ポルトガルの西端のロカ岬にある碑文なのですが、
この言葉が、志穂子・梶井の人生の選択に大きな影響を与えていきます。
そこにあるイメージは、
自由・希望・神秘・無限・荒々しさ・幸福など。
ロカ岬にはちょっと行けそうもありませんが、福井県越前岬になら行けるかな?
とりあえず、青森県の大間崎の日本海を見に行きたい気分になりました。
10月1日に大間には行くのですが・・・
海も見て来ようかな。
さらに読書量を増やしている バル でした。
