初めは印刷機。

まぁ途中も最後も印刷機にはなるのだが、、、。

 

闇-01 印刷機の水平

 

印刷機の水平調整は、設置時・移動時以外やらない会社が多い。

しかし中国の工場はフロア強度が弱く「ヒビ」が入りやすい。

さらに2階以上のフロア強度はさらに弱い。

SPEC上、耐荷重500-1000kg/m2となっている工場が多い。

しかしそれでは1tを超える印刷機にはやや厳しいSPECだと思う。

更にそのSPECが本当かどうかの疑問もある。

地盤と施工方法の問題ではあるが。

 

そんな環境なので印刷機は水平調整後 1か月も経つとズレてくる。

初期症状はペーストの抜け性がやや悪化。

そこで技術者は印圧・スキージ速度・版離れなどの調整で対処。

しかし印刷機の水平が狂っているので長期的にストレスがかかり

微妙な歪みがジワジワ出てくる。

こんな状態で数年経過すると、この印刷機は「ハズレ」の判断となる。

 

なぜ気づかないのか?

 

同じ製品・同じ条件で長期間生産するSMT工場などほとんど無いことと、1日に数回切り替えを行っていることから、このような微妙な変化には気づきにくい。

 

闇-02 マスクと基板の水平ズレ

 

印刷の際、スクリーンマスクと基板は全面密着させるのが基本であるが、

微細なズレは基板の高さを上げてマスクに押し付けて密着させている。

この状態ではペーストの充填は問題ないが、版離れの時、斜めに版離れしていくので

印刷されたペースト形状がアンバランスになる。

 

なぜ気づかないのか?

 

印刷後の確認はズレと全体の版抜けの確認がメインとなっており個々の印刷形状のばらつきはあまり重要視されていない。

印刷されたペースト形状が若干アンバランスでも体積が確保されていれば、あまり問題にはならないと勘違いしている。

さたにSPIが主流となった今、SPIに依頼しすぎており印刷後のペースト形状を詳細に確認する習慣が無くなってきている。

SPIは、測定分解能の限界と誤判定を低限させる為、測定データ処理を行っているような気がする。これらは別項目で書きたいと思う。

 

この印刷されたペースト形状が後々最も大きい不具合要因となるのだが。

一般的に「実装」と呼ばれる業種が存在する。

 

自分は、「実装」に※※年携わって来たのだが、気になることが多いのでメモがてら

記録として残していく。

 

これは、あくまでも個人的な感想であり、

自慢するものでは無い。

他人や他社を批判・非難・否定するものではない。

異論・同意も気にせず気になったことを書いていく。

 

今は中国を基点として仕事を行っている。

仕事の範囲は中国以外の「外国」も含まれている。

 

対応した会社数は、2025年12月現在で760社。

日系・欧米系・アジア系・中国系。

南米は未経験である。

なかでも外資とは言っても、実際にやっている技術者は、ほぼ現地人なので表現が正しく無いとも言える。

 

自分は(かなり昔)日本にいた頃、実装工場で10年ちょっと勤務していた。

品質・技術を担当し不具合発生の解析・対策・落とし込みをメインに行っていた。

当時は、表面実装が始まり技術確立中ということから制限が少なく好き勝手にやっていた気がする。好き勝手というのは語弊があるかも。

 

日本でやっていた時は、不良に対して発生するメカニズムは解析し、対応を行い解決するのが日課で10年もやっていると実装に対する自信と自負が出てきた。

実装に関して理論化・マニュアル化。

これが正論・王道だ、みたいに押し付けていた。

そこでやめておけばいいのに調子に乗って他工場・他社で改善アドバイスなどを行ない自分では「実装のPro」己惚れていた時代である。

 

まったくの黒歴史である。

 

--それらの自負は条件が限られた限定的なものであったことをのちに思い知る。--

 

その後、生意気に日本ではやり終えた感覚があり、新天地を求め中国に来た。

もちろん「実装のPro」としての認識を持って、、、、。

これらも黒歴史なので割愛。


今は実装工場ではなく、別の角度から実装に携わっている。

 

クリームはんだ・ペーストなど各社で呼び方は違うが、

取り扱いの部分は後日として、初めに印刷機からメモしていきたいと思う。