TODAY'S
 
音声合成が進化する今だからこそ

ナレーターとして
私が心がけていること


駅や空港
公共施設
病院など

人が集まる場所では

必ずといっていいほど
アナウンスが
流れていますよね。


そうした案内やナレーションも
実は私の大切な仕事の一つ。


でも最近は

その多くが
AIによる音声合成に
切り替わってきています。


??「これって、人の声?それともAI?」

皆さんは聞き分けたことがありますか?


正直、
今のAI音声は
とてもよくできていて

一般の方には
区別がつかないかもしれません。



でも
私は思うのです。

だからこそ

人の声の素晴らしさが
より際立つ時代になったのだと。

ーーーーーーー

数秒の音声に
命を吹き込む仕事。

それがナレーション。

ーーーー
数年前のこと。

ある有名メーカーさんの
介護用電動ベッドの
ナレーションを

担当させていただく
機会がありました。


内容は
リモコンを押したときに


「頭の部分が上がります。」
「足元が上がります。」

といった
音声が流れる

あの声、ですね。



実はこの案件

当初は、

AI音声の予定だったそうなんです。


ところが――

完成したAIの音声を聞いた
メーカーのご担当者さんが、
こう感じたそうです。


「内容は合っているけど
大事な“愛”が足りない気がする」

「やはり、介護製品は
人のぬくもりがなくては!」



こうして

「人の声」として
私にご指名を
いただいたのです。

 

ありがたいことです。


ーーーーーーー

ナレーターとして
私が心がけていること。



それは

「ます」という語尾の一言に
心をこめること。


たとえば

「足元が上がります。」

という、たった一言。


これを、
単に、文字を読み上げる
というだけではないのです。


具体的に言うと

この介護用の電動ベッドを
お使いになる場面が想像します。

「足元が上がるので、
ちょっとお気をつけになってくださいね」

っていうニュアンスも含みたい。


そして、
ベッドに横たわっていらっしゃるご本人が
このリモコンを使うときもある。

そうすると

余計にしっかりと
お耳に届かないといけない。

だけど
しっかりと伝えようという
気持ちが強くなると

耳に届くニュアンスは
ちょっときつめに聞こえるかもしれない。


そんな
いろんな気持ちを込めて

「足元が上がります」
という言葉で表現するのです。

ーーーーーー

特に
「ます」という語尾に、
さまざまな想いが伝わる

と私は思うのです。



語尾の「ます」の一音に

やさしさや敬意が
宿るように

 

と、私は意識しています。



だって
この介護用ベッドを使う方は

高齢の方や
介護を受けている方だと
想像されます。

ベッドで横たわった状態で
耳だけで聞くと
いうこともある。

だからこそ
届く声、寄り添う声で
ありたいと思うのです。


ーーーーーー

AIがどれだけ進化しても

人が人に向けて発する声には
かけがえのない温度があります。


人の声には

「想像力」と「やさしさ」を
乗せる力があります。


どうかあなたも

ご自身の声に
あなたの気持ちを
たっぷりと込めて

誰かに
「言葉の贈り物」を
届けてくださいね。


コスモスーーーーーーコスモス


マイク今日のしめくくりマイク


AIには表現できない
感情が乗る人の声。

だからこそ
声に想いを乗せる人で
ありたいです。



以上

「AIには出せないのよ、人の声のぬくもりは」

でした
 

 

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

 

 

    

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とっておきの秘訣をお届けしています

 

      ともちゃん先生より

 

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・X 塩見智子
アナウンサー歴45年、言葉と声のプロが本当のことを話します
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