みたものきいたもの

みたものきいたもの

観たり聴いたりしたものについて書いてます。

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電車の通勤で1回乗り換えがあるんですけど、朝、いつもの場所に乗ってその乗換駅で降りると、ちょうど目の前に自動販売機があるんです。

ついこないだまで、その自動販売機に鈴木ちなみさんのポスター貼られてて、それがすごく素敵で、それを見るたびほっこりした毎日でした。


最近変わっちゃってざんねん。

ちなみさんと言えば、『ゴジラ』(やよい!)と『路地裏の優しい猫』と『女の子ものがたり』ですね(100ぱードッグファン目線)。
なかちゅううどんのおケツをあの顔面に受けたことはいつまでも忘れられません。

あといま気づいたんですけど、アイリさんと同じ事務所なのですね。すばらしい事務所だ。
体育館裏っていうと暴力的な臭いがするし、校舎裏っていうと青春の香りがしますけど、いまってどうなんですかね。監視されてそう。
どちらの裏もぼくは関係ない学生時代でした。

きゅうにふと思い出したんですけど、ぼくがちゃんとした生のお芝居を観たのは、中学生のころ学校のイベントで体育館で観た舞台でした。たぶん“STRAYDOG”の人がよく参加する旅公演みたいなものだったんじゃないかなあ。

周りのクラスメイトに乗り気だった人はあまりいなかったような感じでしたが、純真無垢なぼくはとても楽しく、こういうものがあるのか!と感激しながら観たのでした。

ここで自分もお芝居したい!とはならず、舞台をもっと観たい!とも思わなかったのは、自分という人間のツマラナサを感じてなりません。
でもこの何十年もあとに、感激三昧の日々を過ごすことになる礎は、間違いなくこの経験だと思います。

ちなみに演目は『銀河鉄道の夜』でした。たしかこのあと、文庫本買って読んだんですよね。
やってること変わってない!!


↑この猫の『銀河鉄道の夜』も好きでした。

ぼくの大好きな“STRAYDOG”の舞台、ずーっと観てきて、最近、彩ってるなーって思ったんですよね。
登場人物の人生を、歌や、ダンスや、笑いで。

『海街diary』は、原作も映画も派手ではないけれど、ドッグ版の舞台では、四姉妹の人生を、歌、ダンス、笑いで、きらきらに彩ってた。
『悲しき天使』で、中沢のおっちゃんはあのシーン、ウルトラマンのかっこで出てくるんですよ。人生の大一番を、笑いで彩る。そしてそのあとの別れは歌で彩られる。
『心は孤独なアトム』だって、ひとりの男の苦しみを、たくさんの歌とダンスで彩る。
『問題のない私たち』も、いじめがテーマだけど、澪たちを、澪たちが、要所要所で彩る。
『ぼくんち』は地べた這いずってるような人々を、彩ってる。
『アオイの花』ほどに辛くなるものだって、笑いはあるし、歌やダンスもある。アオイやアオイの家族の人生を彩ってる。

人によっては、こういうのはいらないと思うものかもしれないですね。たしかに、物語を進める上では、べつになくてもいいのよね。
でもそこに、楽しませよう、楽しもうっていう精神で、彩りを加える“STRAYDOG”の舞台って、大好きだなあ、と思うわけです。

今月は『アロハ色のヒーロー』があり、それ以降も続々と公演が続きます。たくさんの、彩られた人生を観ることができます。
楽しみです。