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友人の原点

最近中学の頃に出会って以来仲の良い友人に会ってきた。

思えばあの頃から心の底から通じ合えるような会話を自分以外の

他人と交わすことを始めたようなきがする。

閉ざしていたわけではなくただそういった友人に出会えたことだけが理由だった。


彼は数年前に結婚していて2歳半とまだ5ヶ月の二人の娘がいる。

二人とも偉く可愛くて結婚も子供もまだ先になる自分にとっては

その家庭を見て疑似体験させてもらえることがけっこう嬉しかったりする。


今となっては昔と違って夢を追いかけているというよりも

生きていくうえで世の中に向けて、やらなくてはならないことを

独り身で追いかけている自分。

家族を築きそれを守りながら社会と面と向かっている彼。


そのお互い違った位置から見た日本の社会への意見と疑問

人生観を久々に語り合う時間が持てた。


彼の職業は老人介護。

体力面、精神面共にかなりキツイ職業だ。

ある程度の精神的安定のある人を相手にするのは

まだ良けれど、年齢と身体からくる病気の問題で

人生に絶望している人の介護は体力面だけでなく精神的にもキツイだろう。



「誰かがやらなきゃいけないんだとは思っている…」


彼はそう言っていたが、その通りだろう。

警察や医師などひとつの社会が社会として成立つためには

無くてはならない職業は数多くあるが

介護も今の時代、とくに終わりの見えない高齢化社会に向かっている

日本においては絶対に無くてはならないものだろう。


僕は自身の技術をメディアで生かし

国と国とをつなぎ、国境を超えた小さな絆をより多く作ることを

目標として今を生きている。


世の中がほんの少しでも幸せであるように


もしそれが彼と僕との生き方で共通のものだとしたのなら

たいした違いはないのだと今回の会話で思えた。


僕は作品を作り多くの人に見てもらうことが必要になってくる

しかしそれは簡単には人の人生を左右するほどの力は持ち得ない。

多くの人が何度もメディアの違った方面でメッセージを発信することで

子供たちや大人に何が正しいことなのかを考えるキッカケを作ることができる。


彼の介護という職業は一人の人間から限られた相手に対してだけ行える

作業ではあるけれど、その分もっとダイレクトなコミュニケーションがそこ

に生まれる。

それは時に人の未来を大きく変えることもある。それだけ踏み込んだ職業だと思う。


つまり彼の職業と僕の目標を並べて見たときに

どちらも相手にできる人数なんて数えられるものではないのだと気付いた。


人数では無く質


それが大切なんだと。


魚の漁に例えるなら大きな網で一気に捕まえた方が一本の竿で釣るよりも

はるかに効率は良いが、僕たちが向き合わなくてはならないのは人の心。


世の中を少しでも明るいものにするためには広範囲に向けてメッセージを

発信する僕の行いも、限られた範囲に大きな力を注ぐ彼の職業も

どちらも絶対に社会の未来を築くためには欠かせないものだと思えた。


世の中に職業はいろいろあるけれど

彼の職業と僕の将来の職業で一番似ている点は「誰かの幸せのため」

という部分だと思う。

きっと彼も僕も見た目は違えど向かう先は同じなんだと。



その誰かの幸せのタメに一生懸命になれる「今」をくれたのは、

自分の幸せのタメに力を注いでくれた

家族と友人のおかげだと最近は本当に感謝させられる。


そう考えれば、日々の中で行われる誰かが誰かに行う小さな優しさ一つ一つが

人から人へ繋がり、未来の大きな幸せにしっかりとつながっているんだと、

心の中で小さな確信と喜びが今沸いてきた。


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