皆さんこんにちはVPNハックです!あなたのVPN知識をさらにブラッシュアップする「VPNでこんなことできる!意外な活用事例100選」、第18回目です!
前回(Vol.17)は、「VPNの性能はここで決まる!OpenVPN, WireGuard…あなたに最適なプロトコルはどれ?徹底比較!」と題し、VPNの“心臓部”である通信プロトコルについて詳しく解説しました。これであなたも、VPNアプリの設定画面を見ても戸惑わなくなったのではないでしょうか?
さて、VPNを使って「よし、これでセキュリティもプライバシーもバッチリだ!」と安心しているあなた。もしかしたら、見落としているかもしれない、非常に重要な“隠れた設定” があることをご存知でしょうか? それが今回のテーマです!
Vol.17の最後で予告した通り、今回は…
「VPNとDNS設定、実は深い関係が?セキュリティと速度をさらに高める“ちょい足し”テクニック!」
と題して、VPNの効果を最大限に引き出し、あなたのオンライン活動をさらに安全で快適なものにするために、切っても切れない関係にある「DNS設定」について、その仕組みから最適な設定方法まで、分かりやすく徹底解説していきます!
「DNSって何…?VPNと関係あるの?」と思ったあなた、この記事を読めば、その重要性にきっと気づくはずです!
DNSって一体何者?インターネットの「住所案内係」と覚えよう!
まず「DNS」と聞いてもピンとこない方も多いと思います。DNSは「Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)」の略で、ものすごく簡単に言うと、インターネットの世界の「電話帳」や「住所案内係」 のようなものです。
私たちがウェブサイトを見るとき、例えば「<code>https://www.google.com/search?q=google.com</code>」といった分かりやすいドメイン名を入力しますよね?でも、コンピューター(ウェブサーバー)は、このドメイン名だけではどこにアクセスすればいいか分かりません。コンピューターが理解できるのは、「<code>172.217.XXX.XXX</code>」のような数字の羅列である「IPアドレス」なのです。
DNSサーバーは、この「<code>https://www.google.com/search?q=google.com</code>」という名前と「<code>172.217.XXX.XXX</code>」というIPアドレスを結びつけてくれる役割を担っています。あなたがウェブサイトにアクセスしようとすると、まずDNSサーバーに「<code>https://www.google.com/search?q=google.com</code>のIPアドレスは何番ですか?」と問い合わせ(これをDNSクエリと言います)、教えてもらったIPアドレス宛にアクセスしに行く、という流れになっているのです。
普段、私たちは特に意識していませんが、インターネットを利用する上でDNSはなくてはならない、縁の下の力持ちなんですね。
VPNとDNSの「見えない関係」と、忍び寄る「DNSリーク」の恐怖!
「VPNを使っていれば、通信は全部暗号化されてIPアドレスも隠れるんでしょ?じゃあDNSなんて関係ないんじゃないの?」
そう思うかもしれません。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
VPNは確かにあなたの通信経路を暗号化し、あなたのIPアドレスをVPNサーバーのものに置き換えます。しかし、DNSクエリ(あのサイトのIPアドレス教えて!という問い合わせ)が、VPNの暗号化されたトンネルの外を通って、あなたが契約しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)のDNSサーバーや、その他の意図しないDNSサーバーに送られてしまうことがあるのです。
これを「DNSリーク(DNS漏れ)」 と呼びます。
DNSリークが起こると、こんな困ったことが…
- プライバシーの侵害: VPNでIPアドレスを隠していても、あなたがどのウェブサイトにアクセスしようとしたか(DNSクエリの内容)が、ISPなどに筒抜けになってしまう可能性があります。
- 地域制限コンテンツへのアクセス失敗: 例えば海外の動画を見ようとVPNでその国のIPアドレスにしても、DNSクエリが日本国内のDNSサーバーに送られてしまうと、「あ、この人日本からアクセスしてるな」とバレてしまい、ブロックされることがあります。
- セキュリティリスクの増大: 悪意のあるDNSサーバーに誘導され、フィッシングサイトにアクセスさせられたり、マルウェアに感染させられたりする危険性もゼロではありません。
せっかくVPNを使っているのに、これでは効果が半減どころか、本末転倒ですよね。
VPN利用時の理想的なDNS設定とは?これで安心!
では、どうすればDNSリークを防ぎ、VPNの効果を最大限に引き出せるのでしょうか?
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【基本中の基本】VPNサービスが提供する「専用DNSサーバー」を利用する!
多くの信頼できる有料VPNサービスは、DNSリークを防ぐために、独自の暗号化された専用DNSサーバーを提供しています。そして、VPNアプリを起動してVPNに接続すると、自動的にこの専用DNSサーバーを利用するように設定されるのが一般的です。
- チェックポイント!: あなたのVPNアプリの設定画面に、「DNSリーク保護」「プライベートDNSを使用」「VPNサーバーのDNSアドレスを使用」といった項目があれば、必ずオンになっていることを確認しましょう。これが最も簡単で確実な方法です。
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【上級者向け/必要に応じて】信頼性の高い「パブリックDNS」を手動設定する
もし、お使いのVPNサービスが専用DNSサーバーを提供していなかったり、何らかの理由で別のDNSサーバーを利用したい場合には、信頼性の高い「パブリックDNS」を手動で設定するという選択肢もあります。
代表的なパブリックDNSとしては、以下のようなものがあります。
- Cloudflare DNS (<code>1.1.1.1</code> / <code>1.0.0.1</code>): プライバシー保護と速度を重視。
- Google Public DNS (<code>8.8.8.8</code> / <code>8.8.4.4</code>): 安定性と速度に定評。
- Quad9 (<code>9.9.9.9</code> / <code>149.112.112.112</code>): セキュリティ重視で、既知の悪意のあるドメインへのアクセスをブロック。
- 設定方法: OSのネットワーク設定や、ルーターの設定画面から変更できます。(詳しい設定方法は、お使いのOSやルーターの機種によって異なりますので、ここでは割愛します。)
- 超重要注意点!: パブリックDNSを利用する場合でも、それがVPNトンネルを経由して利用されるように設定しないとDNSリークは防げません。また、パブリックDNS自体のプライバシーポリシーも確認が必要です。基本的には、VPNサービスが提供するDNSサーバーを利用するのが最も安全で簡単です。
DNS設定を見直すだけで、こんなにイイコトが!
- プライバシー保護の強化: DNSリークを防ぎ、あなたの閲覧履歴のプライバシーをより強固に守ります。
- セキュリティレベルの向上: マルウェアサイトやフィッシングサイトへのアクセスをブロックする機能を持つDNSサーバーを選べば、セキュリティが一層高まります。
- (もしかしたら)ウェブサイト表示の高速化: 応答が速いDNSサーバーを利用することで、ウェブサイトの名前解決がスムーズになり、体感的な表示速度が若干向上することがあります。
- 検閲回避の成功率アップ: ISPによるDNSブロッキング(特定のサイトを見られなくする仕組み)を回避しやすくなります。
【簡単チェック】あなたのDNS、漏れてない?
VPNに接続した状態で、「DNS leak test」といったキーワードで検索すると、DNS情報が漏れていないかを確認できるウェブサイトが見つかります。心配な方は、一度チェックしてみるのも良いかもしれません。(サイトの利用は自己責任でお願いしますね。)
まとめ:VPNの真価は「DNS設定」にあり!見えない部分にもこだわろう!
今回は、VPNの効果を左右する「DNS設定」の重要性について、少し掘り下げてみました。普段あまり意識しない部分かもしれませんが、ここに気を配るだけで、あなたのVPNライフは格段に安全で快適なものになります。
ぜひ一度、お使いのVPNアプリの設定を見直してみてくださいね。
さて、次回の「VPNでこんなことできる!意外な活用事例100選」では、どんなテーマで皆さんのVPN知識を刺激しましょうか?
ヒントは…「VPNを使って、あの国限定のレア物をゲット!?海外オンラインショッピング(応用編)と注意点!」です。
Vol.11で少し触れたお買い物術を、さらに深掘り…!?ただし、今回同様、重要な注意点もセットでお届けする予定です。お楽しみに!
「私のVPNアプリのDNS設定、こうなってるけど大丈夫?」「こんなパブリックDNS使ってみたら快適だったよ!」など、皆さんの体験談やDNS設定に関する疑問、ぜひコメントでお寄せください!情報交換して、より安全なネット環境をみんなで作り上げていきましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
