『女子バレーの女神たち』有田沙織編
有田沙織 編
2006年春、彼女は語った
「目標は北京です」と。
いまを去ること2年前、
彼女はアテネ五輪の切符に
もう少しで手が届く直前に大ケガをした。
ケガを克服した今年の春、
彼女は全日本のメンバーには登録された。
しかし、日の丸のユニフォームの袖を通すことは辞退する。
いまは、目標を北京に見据え、
じっくりと復活の日々を歩んでいるのだろう。
しかし、である。
黄金のレフティーがコートを舞う日を早くみたい
そう、願う人は多いはずだ。
08年北京五輪まで待てない。
06年世界バレー。
有田沙織が
全日本のコートに戻ってくる日を
誰もが待っている。
☆詳しくは吉井妙子著『女子バレーの女神たち』で☆
撮影:田籠哲也
『女子バレーの女神たち』宝来眞紀子編
宝来眞紀子編
2006年春、彼女は控えから脱却できるはずだった。
大友愛の突然の離脱で、ぽっかりと空いたセンターポジション。
さぞかし、心中記するものがあったはずだ。
しかし、である。
2006年秋、彼女は控えのままでいる。
後輩の荒木絵里香が、ブレイクしていくさまを
ワールドグランプリのベンチから
どんな気持ちで眺めていたのだろう。
おそらく、いまの全日本で
控えのつらさを
誰よりも知っているのは彼女だろう。
だから、人の痛みも知っている。
そんな彼女の人柄を知っているからこそ、
チームのメンバーも、そしてファンも
彼女がコートに立ち続ける日を待っている。
一度は逃してしまった、レギューラーの座を
もう一度つかむチャンスは
2006年10月31日、世界バレーである。
★詳しくは『女子バレーの女神たち』で★
撮影:田籠哲也
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