今日は、久しぶりにゆっくり日曜の朝を過ごしています。
普段、忙しくてあまり見ることのないテレビをつけてみると
民放の番組で「60代からの”働く人生”」というテーマを
やっていました。
現代社会では、皆さんもよくご存じの通り”働く”方法の選択
として大半は、まず非正規雇用も含めサラリーマンにつくと
思います。
サラリーマンには、当然、だいたい65歳くらいで定年があり
ますが、今までは定年後の就労率は非常に低かったです。
これは、年金も満額60歳から支給され、終身雇用者のため
退職金もそこそこもらえた時代だったからだと思います。
しかしながら、現状はせっかく苦労して若い時に一流企業
に入っても、40代に入ると早期退職等の事実上のリストラの
リスクが高まり、終身雇用は荒唐無稽なものになりつつあります。
それに加えて、年金支給額はじりじり下がり支給開始年齢は
どんどん延ばされています。
そのような中、健康な60代に再雇用の機会が増えていること
や人出不足となってきている内容をテレビで紹介していました。
東京で立食形式でおいしいステーキを提供する店でフランス
で修行をして40年以上のキャリアを持つ方がシェフとして働かれ
ている例や大手商社をリタイヤしてゴルフ場整備をされている方、
航空会社を定年退職して接客に就いている方などなど・・・。
この方たちの映像を見る限りでは、いくつかの共通点を見出すことが
できます。
一つは、どの方も仕事の目的ありきで傍から見てもそれが伝わってくる
ということ。
ステーキ店のシェフであれば、お客様にとっびきり美味しい本場
フランス仕込みのステーキをリーズナブルな価格で食べて欲しいという
意識が仕事の一番の目的であり、決してお金儲けのためと言う訳では
ないという働き方。
もう一つは、皆さん働いていて、たいへん生きがいを感じられているご様子
であったこと。
このように見ると、これからは人出不足の背景があり、高齢者雇用が増加
するので退職後も安心して働くことが出来る社会になりつつあるのかと言うと
決してそうではないと思います。
確かに、人出不足や高齢者の雇用機会増加はありますが、あくまで即戦力
としての豊富な経験・ノウハウを持っていて、その能力がハイレベルである
ことが前提です。この条件は、これからの社会で必須となっていくことでしょう。
雇用者側も、高齢者雇用は余剰労働力の購入ではなく、長年培われてきた
世界に通用するオンリーワンの技術、品質を購入するということです。
土木現場で昨今人出不足が問題となっていますが、これは、ただ単なる員数
不足ということではなく、作業を効率的にかつ安全に進めることができる段取り力
を持った作業員が不足しているということです。
ここからは、特に若い方に考えていただきたいのですが、若い方には高齢者に
ない潤沢な時間があります。この潤沢な時間を”働く”という人生において避ける
ことができないテーマについて、どのように使用し取り組むのか?
ただ単に給与条件や休日条件が良いからといった理由を一番にし、あくまで
”仕事”はプライベートの充実のためにあるという考え方であるとしたら、これから
40年後の生活は、憂慮すべき事態に陥る可能性が非常に高いと言わざるを得
ないでしょう。
人は、他の動物とは決定的に異なる部分があります。
それは、人は社会的な生き物であるということです。また、その社会の中では
、通常、人は一人で生きていくことは不可能です。それ故、”仕事”は、個人が
この社会で生きていくための”役割”なのです。
この”役割”を果たす日々において、役割を果たした結果、他者から感謝され
ることがあった時に、このような自分の仕事の結果に対する
”他者からの感謝”が人の生きがいであり自らの存在理由ではないでしょうか?