天の御父の声は Vox Patris Caelestis -2ページ目

天の御父の声は Vox Patris Caelestis

ふるい音楽を歌うテノールです。

Giotto_The Ascension
ジョット・ディ・ボンドーネ「昇天」1305年



復活祭から40日後、
今年は先週の木曜日、
Ascension Day 主の昇天の祝日
でした。


聖書によると、
「イエスは、苦難を受けられた後、使徒たちに、ご自分が生きておられることを数々の証拠をもってお示しになり、四十日にわたって彼らに現れて、神の国についてお話しになりました。」
(新約聖書「使徒言行録」第1章第3節)

(中略)

「こう語り終わると、イエスは使徒たちの見ているうちに上げられた。」
(「使徒言行録」1章9節)

これが「主の昇天 Ascension」です。

そして
「イエスが昇って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣をまとった二人の人が彼らのそばに立って言った。
『ガリラヤの人たちよ、なぜ、天を仰いで立っているのか。あなた方を離れて天に上げられたあのイエスは、天に昇るのをあなた方が見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう』」。
(「使徒言行録1章10-11節)


Ascension_of_Jesus_Andrei_Rublev
アンドレイ・ルブレフ「イエスの昇天」1408年



この箇所の言葉をもとに作られた聖歌が、
主の昇天祭のミサ 入祭唱「ガリラヤの人たちよ」
です。


Viri Galilaei, quid admiramini aspicientes in caelum? alleluia:
ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いでいるのか? アレルヤ:

quemadmodum vidistis eum ascendentem in caelum, ita veniet, alleluia, alleluia, alleluia.
彼が天に昇るのをあなた方が見たように、同じように来られる、アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ。



https://youtu.be/EEbaDPmxAUE

アインジーデルン修道院の写本


The_Ascension_Limbourg_brothers
ランブール兄弟「昇天」「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」より