ぼるです。
特技は指パッチンです。
YouTubeで並木さんを見ていて、忘れていた指パッチンの記憶がよみがえりました。
42:09〜華麗な指パッチンを披露されています。
小学生の頃に指パッチンデビューを果たしました。
デビュー当時からすでに指パッチンの才能はピカイチだったと記憶しております。
学校ではパッチンパッチン鳴らせないので
家ではその抑圧されたパッチン欲を爆発させるが如く
パチパチパッチンパチパチパッチンパチパチパッチンパチパチパッチンパチパチパッチン
馬鹿みたいに鳴らしておりました。
ポール牧師匠に多大な影響を受けています。
というかポール牧師匠からしか影響を受けていません。
あまりにパチパチ鳴らすもんだから
姉に
『そんなに鳴らしとったら指紋とれるよっ!』
と脅しのような警告を受けました。
小学生のぼるは純粋だったのでしょう。
指紋、取れるかもしれん……!
という恐怖におののき
パッチンしては指紋確認→だいじょぶだ、とれてない
パッチンしては指紋確認→だいじょぶだ、とれてない
パッチンの度に指紋とれてないか検査が行われ
しまいには
そもそも指紋っている?
人体の謎にまで踏み込んでしまいました。
指紋なんて警察が犯人特定に使うくらいだし、罪を犯す予定もないしだいじょうぶ!
もし疑われても指紋なかったら捕まらんしラッキー!
いや、中指と親指だけ指紋ないやつ犯人確定だろ。
むしろリスクがでかい。
小学生の頭でいろいろ考えた結果
指紋は最悪なくてもオッケー!
という馬鹿みたいな結論に達し
その後も指パッチン生活を満喫しておりました。
数十年たった現在、並木さんの指パッチンに触発され
指パッチンしてみると、ご健在!
当時のままの指パッチンがそのまま再現されたかのようでした。
ゴスペラーズのように片手でリズムを取るのもよいですが
やっぱり両手で交互にいかにすばやく綺麗な破裂音を鳴らせるかが醍醐味ですね。
ちょっと気分が落ち込んでいましたが
高速交互指パッチンするだけで一瞬で元気になりました。
本来の自分に戻るとはこういうことですね。
手の平の湿り気は当時とまったく変わっていません。
指紋も当時とまったく変わっていません。
あの頃、指紋無し人間になるかもしれないという恐怖におののきながらも
ただただ楽しい依存性のある指パッチンをし続けた自分に感謝したい。
ただ現在iPhoneの指紋認証は何度やってもロック解除されないため
指紋は多少削れてるのかもしれない。
特技の指パッチンをすればするほど
自身を証明する指紋というアイデンティティは削れていくというパラドックス。
誰か私のくっきりとした指紋どこかで見かけませんでしたか。
見かけたら、拾って届けてください。
お礼に高速交互指パッチンを捧げます。
