以前書いたブログ記事、
オール電化とガス、どっちがお得?
では、ガスコンロ+ガス給湯とIH+エコキュートの経済比較をしてみました。
その結果、ガス料金の高い地域では、オール電化がお得という結論になりました。
一方、ガス料金の安い地域では、オール電化がそれほどお得というわけではない、ということもわかりました。
でも、エコキュートが”お得”というのは、夜間料金あってのお話じゃないですか。
だからレオは思うのです。
「エコキュートって、本当はエコじゃないんじゃないの? ┐( ̄ヘ ̄)┌」
そんな疑念を解消すべく、今回は、HEMSのデータを使ってエコキュートがどれくらいエコなのかを確かめてみたいと思います。
とりあえず、エコキュートがお湯を沸かすのにどれだけの電気を使うのかを調べてみましょう。
エコキュートの記録が残っている12/18以降の全記録です。

赤い線の動きを一日遅れで青い線が追いかけているのが確認できます。
この期間の総使用電力量と総使用湯量から、お湯1リットルを沸かすのに使う電力量が計算できます。
282.8kWh ÷ 12,211リットル = 23.2Wh/リットル
へ~。
でも、何かと比較しないと、これが多いのか少ないのか分かりませんよね。( ̄* ̄ )
というわけで、純粋にお湯1リットルを沸かすのにどれだけの熱量が必要なのかを計算してみます。
懐かしい理科の問題になります。
(問題)
「水の比熱は、4.217J/gKです。そして、今日の水道水の温度を測ってみたら、9℃でした。この水道水1リットルを42℃に温めるのに必要な熱量を計算しなさい。」
(パナソニックのエコキュートではお湯の量を42℃相当のお湯換算として計測しています。)

(答え)
4.217[J/gK]×1,000[g]×(42 - 9)[K] = 139,161[J] = 38.7[Wh]
ということで、以上の計算から、やっと(;^ω^A、こんなことがわかります。
「通常、お湯1リットルを沸かすのに38.7Whのエネルギーが必要なところ、エコキュートは23.2Whのエネルギーで沸かすことができる。」
つまり、ただ燃料を燃やすのに比べると、エコキュートは1.67倍マシだということです。
なんだか、魔法か錬金術みたいですが、これがエコキュートやエアコンなど、ヒートポンプのしていることです。
空気中のエネルギーを集めることで、よりたくさんのエネルギーを使えるわけです。
さすが、エコキュートってエコですね~。
ただ燃やすよりも、1.67倍もの熱を使うことができるんですから。o(^▽^)o
ん?
でも、エコキュートが使っている電気は、発電所で燃料を燃やして作ってるんですよね?
ということは、発電所が燃料からどれだけ電気を作れるか考慮しなくてはなりません。 ( ̄□ ̄;)!!
ウェブで調べると、最新の天然ガス発電所は、天然ガスを燃やしたエネルギーの54%を電気に変換できるそうです。でも、古い発電所もあるし、電気を送る途中でも減りますから、レオ宅に届く電気エネルギーはだいたい元の40%ということにしておきます。
エコキュートはその1.67倍の熱を使えるので、使えるエネルギーは増えます。
40% × 1.67 = 67%
ということで、「エコキュートは天然ガスを燃やした熱の67%相当を使ってお湯を沸かせる」ということになります。
うーん…?なんか全然エコじゃないよーな ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
一方、天然ガスをただ燃やすだけのガス給湯器は、東京ガスのHPによると燃やした熱のうち、80%~95%をお湯を沸かすのに使えるそうです。
それじゃー、ガス給湯器にも負けてるじゃん! エコキュート! ∑(-x-;)
もちろん、各家庭にガスを配るためにもエネルギーが必要なわけで(だからこそ地域によってガスの価格が違うわけで)、そのへんも入れるともうちょっと良い勝負かもしれません。
また、雪国の冬というのはヒートポンプには厳しい条件です。季節や気候が違えばもっと違う結果になると思います。
とはいえ、今回のデータから見る限り、結論といたしましては、
「エコキュートは夜間電気料金を前提とした金銭節約術であって、決してエコではない。」
ということになるかと思います。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
と、言い切ってしまうのも寂しいので、もっと暖かくなったら、また計算してみますね。
きっと、夏はかなりエコなんじゃないですかね。エコキュート。(*^ー^)ノ
(ちょっと補足)
ところで、みなさん気がついていると思いますが、エコキュートの効率が1.67倍って、なんか少ないですよね。
ヒートポンプの効率って普通、3倍以上が当たり前じゃないですか。
原因はおそらく、保温中の湯温低下です。
エコキュートは夜間にお湯を沸かして、大きなタンクに保存しておきます。
断熱材で包んでいるとはいえ、徐々に温度が低下するわけです。
今回の結果を見る限り、保温中の湯温低下ってかなり大きいと思われます… (・_・;)
にほんブログ村に参加しています。
良かったら、下のボタンのうちお好きな一つをクリックしていただけるとやる気100倍です。
にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

エコ住宅 ブログランキングへ