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◆迷子のお話

私は自他共に認める方向音痴です。
先日、渋谷へ出掛けたのですが、
それはそれは酷いものでした。

まず、13時からの映画に間に合うよう、
迷子になる時間も考え自宅を出ました。
案の定、歩けど歩けど目標物は見つからず。
携帯で自分のいる位置を確認した所、
道を一本間違えて進んでおりました。
かなりの距離…はよ気付かんかい…
急いで道を修正。かなり急いで。
この時期、昼間は半袖でも平気な陽気。
汗だくです。特に背中が。
やっとの思いで映画館に到着。
じっとりする背中が気になりつつも、
チケットを購入しようと受付へ。

私 「アントン・コービン1枚。」
受付のお姉さん 「20:50の回になります。」
え…今なんて言った?20:50?はっ?!

そうです。迷子になりながら汗だくで着いたのに、
時間を間違えていたのです。
7時間50分も。
もう迷子どころの騒ぎじゃない。
私の中で緊急会議が開かれます。
どないすんねん。
他に行くとこあるけど、そない時間潰せんで。
出先で時間潰すん苦手やろ?
でもわざわざ来たのに諦めるん?
会議の結果、頑張って時間を潰し、夜まで待つことにしました。
(直後に入ったファーストキッチンで
CCレモンを一時間かけて飲んだり。)
時間を潰す途中、ディスクユニオンへも立ち寄ったのですが、
そこへの道も間違えました。

時間潰しの最後に知り合いのいる本屋へ。
そこから映画館へは歩いて15分ほど。
余裕を持って本屋をあとにします。
歩きます。自信満々に。
だって、今日一回通った道だもの。
しかし、なんだか様子が変です。
夜とはいえ、こんなにひっそりしてる?
そうです。また迷子になったのです。
本当は大きな通りを挟んだ向かいの路地でした。
そんなことをしていたので、またもやギリギリです。
残念なことにトイレに行きそびれました。
映画前のトイレほど大事なものはないのに。
1時間半ほどの映画でしたが、
後半40分くらいから記憶がおぼろげです。
最後の10分は膀胱の痛みとの戦い。
膀胱で暴行が繰り広げられます…(なんつって!)
エンドロールになった瞬間に席を立ち、
急いでトイレへ駆け込みます。
こういう時ってなかなか出ないですよね。
溜まってるクセに。
出だしも全然勢いがありません。
溜まってるクセに。
でも全然止まる気配がありません。
溜まってますから。
うんこ並みの時間をかけて放尿。
一気にリラックスした後に、
集中して映画を観れなかったことを悔やみました。
それもこれも迷子さえなければ。
というか、そもそも13時と間違えてた時点で
裁判にかけられるべきです。

人間、何をするにも余裕って大事だわ。
そんな事を改めて思ったのでした。