またか、青年よ。
また過ちを犯したのか。
そうやって、周りが見えなくなるから傷付くんじゃないか。
偽りなんて化けの皮。
自分を偽るのが楽しいのかい。
深層心理か?
真相心理か?
深想心理か?
真想心理か?
それが君を苦しめるのか。其れすらもわからないのだろう?
自覚しなさい、君は所詮その程度。
どこかで自分は特別だと思っているのだ。
そうやって驕り昂るから自分を滅すのだよ。
そんな理論は虚構なのだ。
認めよ、君も同じ穴の貉に過ぎん。
君は、他を諭すような人間には及ばない。
君はうわべで取り繕った似非者だ。
其れに気付けないから、
君は君のまま君として存在するのだ。
傷つきたくないなど知らぬ。
世は君を求めない。
自分で向かうのだ。
拒むなら───滅びよ。
世は世として変わらぬ。
青二才の君が変わるしかないのだ。
最初から受容を許すものなど虚偽なのだ。