僕は一年の社会人生活を経てボンズに拾ってもらいました。
今年一年で学生サッカーとの大きな違いを感じました。それを少し話したいと思います。
2021年シーズン、関東一部リーグ三位という悔しい結果で終了しました。
無観客試合が多くなってしまった今シーズンではありますが応援いただきありがとうございました。
前期はVERT、後期はTOPで多くの試合に出場させてもらいましたが、どちらでも貢献することができませんでした。申し訳ありませんでした。
この申し訳なく思う感情が学生時代と大きく違うことでした。
学生時代にも結果が残らずにチームメイトに対して申し訳ないと何度も感じました。
これに加えて、今はチームとの契約やサポートしていただいたスポンサーの方々への大きな責任を背負わなければなりませんでした。
しかし、僕はそれにシーズンが終わってから気づきました。
シーズン中は目の前の試合に勝つことだけに集中し過ぎていたのかも知れません。
契約の形は様々ですが、お金をもらったりサッカー優先の生活をする以上、自分のことだけでは不十分でした。
それに気づいたのはつい先日、杉本真選手にいただいた言葉からでした。
「サッカー選手としてもらうお金は借金と思え。選手はその借金を一年を通して返さなければいけない。返すことができなければクビや減俸、返すことができれば契約アップに繋がる」
少しシビアな話にはなりますが、これがサッカー選手として生きていくことなんだと考えさせられました。
思い返すと、職場の方からのエールやチームイベントを通しての関わりも全て責任が伴うものでした。
その責任を背負って戦えたか、それに答えられたかと問われれば、シーズンが終わってから気づいたので、ノーです。
それに今更気づいたということに対しても申し訳ない気持ちがあります。
応援の力は偉大だということは大学サッカーを通じて嫌というほど感じました。
毎年背負うことになる借金を力に変えられるかは自分次第です。
サポートしていただいている皆様、選手は借金生活だということは考えずシンプルに応援したいという気持ちをいただきたいです。
でも、時には厳しい声もください。
これからも続く僕の借金生活、しっかりと耳を揃えて返していけるように頑張ります。
応援のほどよろしくお願いします。