都市伝説的な話思い出しました。
ずいぶん昔に遊んでた友人黒沢くん(仮名)に、
知り合ったばかりの頃聞いた話。
黒沢くんは人気のない真夜中の海岸に車を止めると、
「誰かに聞いてもらいたくて」と
深刻そうに小声で語り始めた。
黒沢くんの友人のしんじ君の事らしい。
しんじ君はオーストラリアから帰国してまだ間もなく、
ひとり暮らしを始めていた。
そんなある日一通の手紙が届く。
住所を知ってる友人なんていないのに・・・
そう思いながら便箋を開く。
『至急連絡されたし』
なんだこれ。
そのたった一文の
奇妙な手紙の末尾には、
携帯番号が書いてあった。
もちろん「いたずらだろう」と思い、
すぐに手紙は捨てた。
数日後、携帯が鳴る。
知らない番号だ。
「はい」
「もしもし?」
とても事務的な感じの女性の声だった。
そしてこう続けた。
「ニンジャをやめて、暇ではないですか?」
普通なら「は???」な質問である。
ハットリくんじゃありませんし。
シンゾーでもありません。
シンジです。おしいと言えばおしい。
私なら笑いながら
「いたずらが過ぎるでござるよぉ。ケムマキどの~」
とか言ってしまうだろう。
でもしんじ君は笑えなかった。
彼は確かに
『ニンジャを辞めた』のだから。
シンジ君の住んでいたオーストラリアでは、
英語と日本語が話せて、大麻、ドラッグの知識が豊富、
スキル(何のスキルか知らないが)が高い日本人を
『ニンジャ』や『サムライ』と呼び、雇ってる組織があるらしい。
シンジ君は数年ニンジャとして働いたが、
人生をやり直そうと決め、帰国していたのだ。
ニンジャであった事は友人達も知らない。
電話の内容は、要はヘッドハンティングだ。
日本にも裏組織はあるらしい。
(裏組織ってうさんくさい単語がまたそそる笑)
女性は事務的に続ける。
「シンジさんには多額の契約金をお支払いします。
その代わり組織に入る際には、『シンジさん』の存在を抹消しなければなりません。」
なんて怖胡散臭い。。。
「当方では、すでに『シンジさん』として死んでもらう人間も用意できています。」
女性の話では、
どうやら断るという選択肢はないらしい。
「また連絡します。心の準備をしておいて下さい。
この事は絶対に他言無用です。」
と電話は切れた。
いたずらかとも思ったが、
ニンジャの事を知ってる時点で、軽く考える事はできなかった。
数日後、また携帯が鳴ったがシンジ君は出なかった。
何度も、何日間も携帯は鳴ったが出なかった。
「今度こそ日本で普通の生活を送りたい!!邪魔するな!!」
そんな思いでシンジ君は
携帯の番号も変え、ついに引越しまでした。
だが当たり前のように携帯は鳴り、手紙も届いた。
『至急連絡されたし』
警察にも家族にも言えず、怯え、憔悴しきって
シンジ君は閉じこもるようになった。
様子がおかしいと心配した黒沢くんの、
やっとの説得で口を開いたらしい。
シンジ君は最後にこう言ったらしい。
「もし、新聞の記事なんかに、オレが死んだって載ってても
それはオレじゃないから。オレ、どっかで生きてるから。
それだけはどっかで思ってて。」
黒沢くんの話の時にはまだシンジ君は行方不明でも
なんでもなかったが、黒沢君も妙に怯えていた。
そんなホントだったらやばそうな話に私にすんなーーーーとか
言いながらも、
内心はちょっとした面白い話を聞いた程度の気分だった。
その後黒沢君達とは疎遠になり、数年後、偶然にバイト先の
お客さんとして黒沢君がやってきた。
あまりの容姿と雰囲気の変わり様にびっくりした。
ロン毛でチャラチャラ、ヘラヘラしていた黒沢君が、
まるで政治家の様な風貌に!
表情は暗く、どこか物悲しさまで感じる。
連れのおじさん達の手前、あまり会話をすることができず、
「ど、どうしたの??」とだけ聞いた。
黒沢くんは悲しそうに笑うと、
「色々あった。ありすぎた。」
とだけ答えた。
黒沢君とはそれきり。
色々ってなんなんだ。
シンジ君の話の真偽はどうなんだ。
あんたにも来たのか『至急連絡されたし』が。
ぁあああああ気になるぅうううう。
ずいぶん昔に遊んでた友人黒沢くん(仮名)に、
知り合ったばかりの頃聞いた話。
黒沢くんは人気のない真夜中の海岸に車を止めると、
「誰かに聞いてもらいたくて」と
深刻そうに小声で語り始めた。
黒沢くんの友人のしんじ君の事らしい。
しんじ君はオーストラリアから帰国してまだ間もなく、
ひとり暮らしを始めていた。
そんなある日一通の手紙が届く。
住所を知ってる友人なんていないのに・・・
そう思いながら便箋を開く。
『至急連絡されたし』
なんだこれ。
そのたった一文の
奇妙な手紙の末尾には、
携帯番号が書いてあった。
もちろん「いたずらだろう」と思い、
すぐに手紙は捨てた。
数日後、携帯が鳴る。
知らない番号だ。
「はい」
「もしもし?」
とても事務的な感じの女性の声だった。
そしてこう続けた。
「ニンジャをやめて、暇ではないですか?」
普通なら「は???」な質問である。
ハットリくんじゃありませんし。
シンゾーでもありません。
シンジです。おしいと言えばおしい。
私なら笑いながら
「いたずらが過ぎるでござるよぉ。ケムマキどの~」
とか言ってしまうだろう。
でもしんじ君は笑えなかった。
彼は確かに
『ニンジャを辞めた』のだから。
シンジ君の住んでいたオーストラリアでは、
英語と日本語が話せて、大麻、ドラッグの知識が豊富、
スキル(何のスキルか知らないが)が高い日本人を
『ニンジャ』や『サムライ』と呼び、雇ってる組織があるらしい。
シンジ君は数年ニンジャとして働いたが、
人生をやり直そうと決め、帰国していたのだ。
ニンジャであった事は友人達も知らない。
電話の内容は、要はヘッドハンティングだ。
日本にも裏組織はあるらしい。
(裏組織ってうさんくさい単語がまたそそる笑)
女性は事務的に続ける。
「シンジさんには多額の契約金をお支払いします。
その代わり組織に入る際には、『シンジさん』の存在を抹消しなければなりません。」
なんて怖胡散臭い。。。
「当方では、すでに『シンジさん』として死んでもらう人間も用意できています。」
女性の話では、
どうやら断るという選択肢はないらしい。
「また連絡します。心の準備をしておいて下さい。
この事は絶対に他言無用です。」
と電話は切れた。
いたずらかとも思ったが、
ニンジャの事を知ってる時点で、軽く考える事はできなかった。
数日後、また携帯が鳴ったがシンジ君は出なかった。
何度も、何日間も携帯は鳴ったが出なかった。
「今度こそ日本で普通の生活を送りたい!!邪魔するな!!」
そんな思いでシンジ君は
携帯の番号も変え、ついに引越しまでした。
だが当たり前のように携帯は鳴り、手紙も届いた。
『至急連絡されたし』
警察にも家族にも言えず、怯え、憔悴しきって
シンジ君は閉じこもるようになった。
様子がおかしいと心配した黒沢くんの、
やっとの説得で口を開いたらしい。
シンジ君は最後にこう言ったらしい。
「もし、新聞の記事なんかに、オレが死んだって載ってても
それはオレじゃないから。オレ、どっかで生きてるから。
それだけはどっかで思ってて。」
黒沢くんの話の時にはまだシンジ君は行方不明でも
なんでもなかったが、黒沢君も妙に怯えていた。
そんなホントだったらやばそうな話に私にすんなーーーーとか
言いながらも、
内心はちょっとした面白い話を聞いた程度の気分だった。
その後黒沢君達とは疎遠になり、数年後、偶然にバイト先の
お客さんとして黒沢君がやってきた。
あまりの容姿と雰囲気の変わり様にびっくりした。
ロン毛でチャラチャラ、ヘラヘラしていた黒沢君が、
まるで政治家の様な風貌に!
表情は暗く、どこか物悲しさまで感じる。
連れのおじさん達の手前、あまり会話をすることができず、
「ど、どうしたの??」とだけ聞いた。
黒沢くんは悲しそうに笑うと、
「色々あった。ありすぎた。」
とだけ答えた。
黒沢君とはそれきり。
色々ってなんなんだ。
シンジ君の話の真偽はどうなんだ。
あんたにも来たのか『至急連絡されたし』が。
ぁあああああ気になるぅうううう。