東京夜間飛行7thフライト公演報告2013年6月 | 原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原 真善美(はらまさみ)一人芝居【東京夜間飛行】の公演情報、過去の公演情報などです。


テーマ:
7th東京夜間飛行7thフライト公演報告2013年6月
(渋谷ギャラリール・デコ4階)


原 真善美 ソロライブ 東京夜間飛行 7thフライト公演報告
公演日:2013年6月5日~8日
公演場所:渋谷ギャラリール・デコ4階 (渋谷駅から徒歩5分)
★7thフライトは、架空の村「こだま村」で行われる「夏フェス・ヤッホーロック」のバックヤード
(楽屋)が舞台に!!
◆出演
原 真善美(masami hara)

◆スタッフ
舞台監督:野村正弘
音響:出本香織
舞台進行:林あい子
映像編集:木村太郎
宣伝美術:玉熊沙帆里
かつら協力:根布谷恵子 撮影協力:carimeroのはまちゃん
協力:マゼランのゆかいな仲間たち
制作:奥村耕一
企画・制作:マゼランシアター

プロローグ~琴子の夢

暗闇から、コツコツと冷たい足音が聞こえてくる。重い扉が開閉される音。
そして、足音去っていく。
刑務所の鉄格子の中から、琴子の叫び声!
琴子「お願い!ここから出してよ~~」
なぜ、刑務所に?私はいったい何をしでかしたの?自問自答する琴子。
記憶をたどれば、思い出すのは、さゆりに誘われて出かけた
東京のはずれの山の中、こだま村で行われた『夏フェス・ヤッホーロック』でのこと。
イベント『お見合い大作戦』に参加するはずが、気が付けばキムタクのバックダンサーとして、ステージに上がっていた・・そんな自分を思い出す、琴子。
夜のステージに、雷、大雨、そして・・光?

琴子「え?キムタクのステージに火をつけたりなんかしないわよ、私!」
そうよ、これは夢なのよ、夢!」



1 琴子in夏フェス・ヤッホーロック

BGMにのって、『ヤッホーロック』会場アナウンスが聞こえてくる。



会場アナウンス
「みんな~、こんにちは!今日は、忙しい中、来てくれてありがとう。ひと夏の
思い出作りだよ!この自然いっぱいのこだま村を愛するご近所さん。はたまた、遠いとこ
ろから来てくれたみんな、心からサンキュー。さあ、ヤッホーロック!
夜まで盛り上がってくれよな。イエーイからの、ヤッホー!!」
片手に缶ビール(こだま村地ビール)を持って現れる泥酔状態の琴子のごきげんな姿。

琴子「イエーイ!ヤッホー!」




モデルの仕事で、ヤッホーロックに参加するさゆりに誘われて、やってきた琴子。
お見合い大作戦という出会い付きのイベント、そして、さゆりの話では、琴子が大好きな
キムタクが、実はステージにサプライズゲストで登場するという。
わくわくしながらも、いつもながらにアルコールの力で気分上々の琴子。
ヤッホーロックのスタッフさん達ともお近づきになれば!出会いがあるかも!なんて、さ
ゆりにのせられ、ひとりふらふら迷い込んだ場所は、なんと、ヤッホーロックの野外ステ
ージのバックヤード。つまり、楽屋。そうとも知らず、さゆりに迎えに来てくれるよう電
話で頼み込む琴子。時折、走り去っていくスタッフ。身を隠しながらも、楽屋見学を謳歌
する。スタッフ用のお茶やお弁当(デラックスこだま弁当)を頂き、サンダルを長靴に履
き替え、楽屋でのキムタクとの出会いを妄想し、すっかりスタッフ気分。




琴子
「ここは、楽屋?ってことは、出演者はここにやってくるんじゃないの?じゃあ、なに?
キムタクが来るの?ここに!?そんなのだめよ、気絶しちゃう。いや、気絶してたまるか!
そうよ、いちスタッフとして、しっかりサポートしなくちゃ!」



もちろん、『キムタク』と命名した、ぬいぐるみのキムタクも忘れずに、ヤッホーロックに
つれてきた琴子。お得意の景気づけで、一緒に乾杯!

琴子「琴子さんに素敵な出会いがありますように!乾杯!」



楽屋にいたら、そのうちスタッフさん達がやってきて、追い出される!それに、さゆりが
迎えに来る!そうなる前に、なんとかしなければと思っていると、タイミングよく、『スタ
ッフTシャツ』を発見。Tシャツに着替えるために、バックヤードの柱の陰に隠れる琴子。

●映像「琴子ジンギスカン」

2 お見合い大作戦は、やっぱり・・ガーベラの巻

琴子が潜むバックヤードに、キャリーバックを引いて現れる、私服姿のガーベラ。
ヤッホーロックのイベントの一つ『お見合い大作戦』の司会をつとめるためにやってきた。
時折、聞こえてくる琴子の声(ナレーション)とガーベラ、初共演?(笑)。

ガーベラ
「こちらの楽屋は、ずいぶんと開放的なんですのね。私、実をいいますと野外は苦手なん
ですのよ。いろんなものが飛んでますでしょ」




テーブルの上を整え、椅子に座って帽子をとる。なんと、いつもとは異なるヘアースタ
ル?!実は、ガーベラはかつらをかぶっていたんだと判明。


テーブルの上に置いてある、琴子が食べ散らかしたお弁当やお水を、ぶつぶつ独り言をい
いながら、片づけるガーベラ。そして、キャリーバックの中から、携帯用扇風機、殺虫剤
などを取り出す。用意周到。一斉に鳴き出すアブラゼミ。セミまでだまらせるガーベラ。
ガーベラ「気になりだすときりがないのよ、・・おだまり!!」




準備を整えたガーベラ、楽屋で『お見合い大作戦』のリハーサルを開始する。
BGMは、懐かしのTV番組恋愛バラエティ「プロポーズ大作戦」のテーマ曲。
内容も、ステージ上に出会いを求める男女5名ずつが向かい合わせで座って、質問しあう
というもの。ガーベラが会長を務める『キューピットの会』主催の『山コン』である。
柱の陰に隠れる琴子の存在に、まるで気が付いているかのようにもとれる言動もあり。
このイベントに参加する参加者リストの中に、琴子を発見するガーベラ。

ガーベラ
「この女性、理想が高すぎるのよ。ほらねっ、理想の男性像、身長180センチ
以上、痩せ型、面長、足長、めがねはばってん、年収一千万以上、・・好きなタレント、
キムタクって、まあ、しつこい!私、彼女には何度も申し上げているのよ!キムタクはや
めて、キム兄やんくらいになさいって。」





ガーベラ、身支度を整え、衣装を手にして階段をのぼってステージへと向かっていく。
参加するはずの「お見合い大作戦」の司会がガーベラだとわかり、絶対にイケメンとカッ
プル成立してやる~と、闘志を燃やす琴子。楽屋内の柱の陰からガーベラを見送った後、
景気づけに、ビールを飲む!・・これが、あだとなるのだが・・。
●映像さゆりランウェイ


3 熟女モデル?さゆり、今回のミッションは・・?の巻

ひぐらしの鳴き声。ヤッホーロック会場も次第に夕方にむかう。
薄手のコートに、サングラス、手袋、マスク、日傘をさした、日焼け対策万全のさゆりが
楽屋へ現れる。どうみてもあやしい出で立ち。現在所属しているモデル事務所からの仕事
で、『こだま村ファッションショー』に出演する予定。ようやく、夢のランウェイデビュー
出来るのか?イベントスタッフが、小走りに去っていく。

さゆり「(スタッフに)お疲れ様です。あら・・?なんだか怪しい目で見られた。
そりゃあモデルにとっては、日焼け対策は大事よ。でもさ、真夏にこんな恰好して、私は
一体何者?(苦笑)」


相変わらず、いろんな男からメールが届くさゆり。面倒くさがりながらも、ランウェイデ
ビューの自慢の返信。




ランウェイデビューの前に、こだまこんにゃくすくいのイベントの呼び込みをさせられた
さゆり。そのときの様子を語る。怪しい恰好に、子供が泣きだし、その母親に文句を言わ
れ、そこで、コートを脱ぎ捨て本領発揮!おば様ターゲットのイベントだったが、気が付
けば、おじ様たちの行列が出来たという。

さゆり「たーま、たまたま、こだまこんにゃくのこんにゃくすくいは、如何ですか~~?」



さゆり
「はい、一回300円でございます。お父さま、もう一息!頑張ってえ。なんて声をかけ
ると手元がくるって、こんにゃくはチャポンって水の中。まあ、お父さま、残念、もう少
しだったのに・・・、よそ見は禁物ですわ!はい、もう一回!有難うございますう。ふふふ、私の魅力にくぎ付けで、誰もうまくすくえないのよ。私って罪な女ね!商売上手!!」



楽屋にある衣装ラックを見つけて、どの衣装を着てランウェイデビューを飾るのだろう
か?と、わくわくするさゆり。突然、琴子のことを思い出す。一体、どこにいっちゃった
んだろう。バックヤードに迎えに行くから待ってろって言ったのに・・。そして、同時に、
琴子にお見合い大作戦に参加してもらうかわりに、ランウェイデビューの仕事をゲットで
きたことを、とろしてしまう。琴子のおかげだと・・。
しかし、その頃、琴子は、楽屋の柱の陰で泥酔し、眠ってしまっている。
そこへ、さゆりあてに、イベント実行委員会のスタッフから電話が入る。

さゆり「え?プロポーズ大作戦の、わたしが、かぐや姫?ですか?」
もともと、こだま村ファッションショーなど存在せず、女性との出会いの機会がなかなかない、こだま村青年団たちとのイベント『プロポーズ大作戦』のかぐや姫、つまりマドンナ役で出演することになっていた、さゆり。事務所の社長にまんまと騙されたことを知る。
夢のランウェイは、またしても、おあづけとなってしまったが、相変わらずポジティブなさゆり。どうりで、楽屋にはファッションショーに出場する、さゆりのライバルモデルが
現れないはずなのだと納得し、用意されているかぐや姫の衣装は、かなり田舎くさいもの
だが、若い男たちがゲームを競い合い、自分を取り合うのだわ、と、満足げにほくそ笑む。



ステージでは、お見合い大作戦が始まっている。
かぐや姫の衣装を着てみようと、柱の陰に入ってびっくりのさゆり。
さゆり「ちょっと、琴子、あんた、こんなところで何やってんの~?!!」



4 急遽、ステージに出演することになった、
 スナックあんのママ登場の巻


●映像「あんママ&六本木心中

こだま村の、ヤッホー通り商店街の憩いの場カラオケスナック『あん』のあんママ楽屋に
登場。直前まで映像に流れていた大好きな『アン・ルイス』の『六本木心中』のPVと同じ
派手な衣装の出で立ち。ヤッホーロックのビックコンサートに出演する予定のアーティス
トがキャンセルになり、突然出演オファーがやってきたとは思えぬ準備万端な様子。
傍らで、困惑するスーさん。スーさんは、スナックあんの厨房担当、おとなしい性格の3
0代男性だ。




ステージ上では、こだま村青年会のアマチュアバンドの演奏がスタートし、歓声や拍手が
聞こえている。
ステージにあがった際に喋る予定の、あんママのながーーい、前口上が始まる。
寅さんの前口上にも似た自己紹介から、お店の営業案内まで。

あんママ
「・・・姓は花村、名前は、まみこ。人よんで~え、流しのあんママ。さて、皆様ご存知
でしょうか?苦労を重ねた人間の、疲れた心をいやしてくれるのは自然のパワーしかない
ってことを!それは、ここ、こだま村。」




あんママのステージで、タンバリン担当を無理やり頼まれたスーさんは、ますます困惑。
お店の営業は余計だとか、ママの口上は演歌っぽいとか、愚痴る始末。
あんママ自身も、お店の営業もあるし、本当は断りたかったと言い訳する。
若い子に泣き疲れて頼まれたら、一肌も二肌もぬぐのがあんママ。そして、何よりも愛するこだま村の一大事を助けてやるために頑張るのだと、力説。
そこへ、失恋して落ち込むシーちゃんが遅れて楽屋へやってくる。ママの店で働く従業員
20代のギャル。ママのステージでコーラスを担当する予定。
シーちゃんが失恋した相手は、店の常連客、還暦過ぎの「山田」さん。水商売の女が客に
心をもっていかれてどうするんだと、説教するが、泣かせてしまい、一生懸命なだめるあ
んママ。楽屋の缶ビールで乾杯したりと、暗いふたりを励ます。

あんママ
「・・ちょっとシーちゃん、なにまた携帯握りしめて~。何度見たってね、電話もメール
も有りませんよ。奥さんよりも好きだって言われた?そんなの社交辞令に決まってんじゃ
ないの!・・ああ、ごめんごめん、口が過ぎたわよ、泣かないの~っ。」




どうにか機嫌をなおしたシーちゃんと、毎日、店の閉店時に歌っている『六本木心中』の
練習を始める。シーちゃんは、「ドンチューノー」担当。スーさんは、タンバリン担当。
そして店の客にママの晴れ舞台を観に来るようにと、スーさんに電話をさせる。

あんママ「さくら~ふぶ~きに、で、ドンチューノーだよ、シーちゃんわかってるわよね!
いつも通りに盛り上げて頂戴!」




お店で10人の客の前で歌う日々に比べれば、ヤッホーロックは大舞台。緊張を隠せない
あんママだが、テンションの低い従業員をよそに、ステージに立てば、次の日からは店に
は客が押し寄せて行列が出来るだの、スナックあん二号店を出さなくちゃ!だの、こだま
村の有名人になってしまう自分の姿を想像し、大盛り上がり。
ステージ上では、アマチュアバンドのロック演奏が終了し、会場アナウンスが、こだま村
のイメージソングを歌う『かみなりトリオ』の紹介MCを行っている。
そろそろ出番が近づいてきたあんママ、スーさんをやる気にさせようと、考える。

あんママ「あら?スーさん、あんたまだ30代後半?それにしては、頭さびしんぼうだね。
よし、このステージ、しっかりつとめてくれたら、私がプレゼントしてあげるわよ。
・・え?いろいろ試したって?それなのに、それじゃだめでしょ。ママが、高いやつ買っ
てあげるから。」



そして、あんママの出番がやってきた。ステージへ向かうあんママ。

●映像「琴子牧場のスケッチ


5 ピンチかチャンスか? ハプニング琴子の巻

BGM「フラッシュダンス」にのって、踊りながら登場する酔っ払い?琴子。
頭には、「牛」のかぶりもの。用意されたダンサーの衣装は、ヤッホーロックスタッフTシ
ャツと、カラフルなパンツ。楽屋で、スタッフさんにダンサーと間違えられてしまい、ヤ
ッホーロックの舞台に登場するはめになってしまったのである。
ダンス歴ゼロの琴子だが、酒の力を借りると、通常の小心者からポジティブな琴子に変身
するのが、困り者。不安でいっぱいのはずが、わくわく好奇心旺盛の様子にも見える。

琴子「私、ダンサーよ!ヤッホーー!!・・って、衣装を着たのはいいけれど、こんな中
途半端なかぶりものより、着ぐるみの方が、気が楽なんですけど(笑)」




ステージからは、盛大な拍手が聞こえてくる。さては、あんママのステージが大盛況?
ステージが盛り上がれば、盛り上がるほど、緊張する琴子。缶ビールに手が伸びる。
遠くに、雷の音が聞こえてくる。山の天気は移り変わりが激しいもの・・大丈夫か?ヤッ
ホーロック。緊張をほぐすために、よくわからない準備体操を始める琴子であった。

会場アナウンス
「いやあ、ラストに向けて予想外に、いや、もとい、想像以上に盛り上がってきたヤッホ
ーロック!みんな~!盛り上がってるか~~い?!おおーーーっ!大きなこだまが返ってきたところで、ラストは、サプライズゲストのキムタクさんを迎えるのみとなりました!」

本当にキムタクが出演するんだ。わたしは、そのバックで踊るダンサーなんだ!
足がふるえ、緊張が頂点に達する琴子であった。
そして、ステージには激しい雷の音とともに雨が降り始める。琴子、ステージへ!
会場アナウンス
「ちょっと雷が激しくなってきましたが、これも、ヤッホーロックの醍醐味ですね!
では、はりきってまいりましょう!こだま村村長、『キムラタクゾウ』さんこと、『キムタ
ク』さんの尺八生演奏で、AKBの会いたかった!」

間が抜けた尺八演奏で、AKBの曲「会いたかった」が聞こえてくる。
キムタクの正体が、こだま村村長と知って愕然としながらも、演奏に合わせて踊り出す
琴子。次第に激しく降り出す雨。雷雨が激しくなったため、「一旦ライブの中止」を告げる
会場アナウンス。村長がステージを降り、ダンサーたちにも「はけてください」と告げる
が、琴子の耳には、「はけてください」つまり、「ステージを降りてください」の声が、「盛
り上げてください」と聞こえてしまった。雷雨の中、ひとり踊りまくる琴子。
観客を盛り上げる。空には、花火!美しい花火の映像とともに、踊る琴子の姿、次第に消
えていく。

エンディング~夢から覚めた琴子

舞台上が明るくなると、そこは、琴子の部屋。
ダンサーの衣装のまま、テーブルにつっぷしている琴子。
「お願いだからここから出してよ~!」と、叫び、目が覚める。
刑務所に入れられた悪夢から、現実に連れ戻される。しかし、ヤッホーロックの舞台でダ
ンサーデビューしてしまったことは、事実である。体のあちこちが筋肉痛。その痛みで、自分がしでかしたことを思い出して、今さら、恥ずかしく思う、小心者の琴子であった。
テーブルの傍らには、さゆりからの置手紙付きの段ボール箱。
「琴子、大活躍だったね。お疲れ様、ゆっくり休んでおくれ。これ、こだま村ヤッホーロ
ック実行委員会からのお礼だってよ。さゆり。」

段ボール箱の中身は、こだま村特産品のこだまこんにゃくに、こだま村産の野菜。そして、
地ビールこだまビール。あらためて、ぬいぐるみの「キムタク」(かえる)とお疲れ乾杯を
する琴子であった。
琴子「キムタクさん、琴子さん、お疲れ様でした~、乾杯!!」

翌日のこだま新聞の見出しには・・・
『OL早乙女琴子さん、ダンサーに華麗なる転身?』

来年のヤッホーロックにも、呼ばれるのであろうか・・・琴子。




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