抗鬱剤を飲んで出勤する、という生活を一週間5日も繰り返すと、週末はヘロヘロになる。
土日は、一日中ダラダラウトウト過ごしたいところだが、娘がそうさせてくれない。
朝は9時過ぎから「パパおきてー」と言って、俺の4畳半の寝室に闖入してくる。(俺は正午近くまで寝ていないと休日は活動できない)
俺は「パパは眠い。もっと寝かせろ」と枕にしがみついて抵抗するのだが、娘は「だめー、パパ遊んでー」とボディタックルをかましてきて、オエッとなる。
そうこうするうちに、娘は狡猾な駆け引きを仕掛けてくる。
「チェルシーくれたらもうちょっとねかしてあげる」
「トムとジェリーのDVD見せてくれたら、もっとねかしてあげる」
どこでそんなズルい取引を覚えてくるんだ。5歳ともなると悪い意味で大人びてくるのか?幼稚園の年中さん恐るべし。
でも、加齢臭漂う俺なんかに、こんなになついてくれるのは、今のうちだけなんだろうな。
小学校も中学年になれば、「パパのパンツと私の服、一緒に洗濯しないで」と言い出すんだろうな。
この時間を大切にせねばならないのだろう。こんな些細な週末が、あとから素敵な思い出としてキラキラ輝くのかもしれない。
そういうわけで、俺は月曜から、寝不足でヘロヘロなのだ