音の華コンサートでの今年の選曲 | INClaireの音楽な日々

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内藤郁子INClaireが、音楽について日々思うことや生活の中の音楽の話を書きます
音楽のたくさんのジャンルで、壁を作らず線引きだけして、
どれも体験して、魅力の違いを比べるのがおもしろい
音楽って一曲ずつそれぞれの魅力だと思います

Chère Musique


“音の華”今年二回目のコンサートを10/13(月祝)に開催いたします。

今年8月の初めの『戦後80年に音楽を思う』という投稿で書いたように、2025年は戦争というものと向き合う一年です。
もちろん普段から折りに触れ思っていて、毎年8月になると歌関係の講座やイベントではその関連の曲を選んでいますが、今年は特に。


お仕事だけでなく自分の演奏“音の華”コンサートでも、今年一回目の2月の回では戦争ということに因んだ歌ばかりのコーナーを作りました。
ですがその時は私のバースデー記念のコンサートということもあって、そのコーナー以外は特にこだわらずに選曲しました。

今回の10月13日は、逆にほとんどが戦後80年を意識したプログラムとなります。


と言っても、ここで少し考えてしまうのは、一番大切な「悲惨さ」や「悲しみ」を大きく前面に出すことが、コンサートとしてどうなのだろうか、ということ。

私たちは音楽家として皆様に音で伝えるべきものはたくさんあります。
そしてお客様は皆さん、音楽を楽しむために来てくださるのです。

時間をかけていろいろと考えた末、
「命がここまでつながってきた」ということに焦点を当てることにしました。



例えば、今私たちがこうして暮らしていられる日本を作ってくださった、当時の若者たちの「上を向く、力を未来へ向ける」という気持ち。
終戦後に力尽きてしまった中年層以上の人々の心を支え、動き出す原動力となった若い世代のエネルギー。
全力を尽くして生き延びてくださった方々から、繋がったいのち。


もちろん鎮魂の歌も平和への祈りの歌も歌いますが、多くはそのような顔を挙げたイメージの歌です。
心の奥底には乗り越えてきた悲惨な苦しみを沈ませながらの明るさ。
表現し切れるかどうか。。
がんばって練習しています。




“音の華”コンサート
2025年10月13日(月祝)
14:00開演(13:30開場)
自由が丘オペラハウス
東横線,大井町線自由が丘駅北口徒歩5分
全席自由3,500円(予約優先)

内藤郁子(歌)、村西則美(ピアノ)
第1部クラシック音楽とメッセージソング
第2部ポピュラー音楽

ご予約の方はお席の数が確約されます
ご予約は、出演者に直接お申し出いただくか、音の華ホームページの予約フォームにて、また音の華宛のメールでも受け付けています。
otonohana.nori.iku@gmail.com



Musique, Elle a des ailes.