「お風呂のお湯に浸かって 歌の練習をすると うまくなる」 

 

などと言って、 お風呂で歌う方は多いようですが・・・。

 

実は、間違いなのをご存知ですか?

 

 

 

お風呂で歌を歌うと、なぜか自分でも惚れ惚れするような良い声に聴こえます
ついつい上手に歌えているように感じてしまいますね。 実際はどうでしょう?

 

お風呂と言う狭く密閉された空間では、音を吸収するソファーやカーペット、カーテン
等がありません、壁に声が反響してエコーがかかったようになる事で
少々の音のずれや、リズムの甘さは気にならなくなります。
しかも、心身共にリラックスしていて、良い気分なので良い声も出やすく感じてしまうのです。

 

でも一度お風呂の外に出てしまえば、実はいつもとさほど変わらない声なのです。

 


 

 

むしろ、 お湯につかる事で、水圧により身体がしまり、

 

 

横隔膜呼吸が出来辛くなったり、 喉が絞まったりします

 

 

 

お湯につかった発声練習は、 実は 逆効果なのです。

 

 

 

イタリアで活躍した、有名なオペラ歌手の東敦子さんが

 

「 声が出にくくなるので、私はオペラの本番の

  1週間前から、お風呂に浸かりません 」

 

 

とおっしゃっていたのが印象的でした。