普段から口をポカーンと開けていたり

寝ている間に、つい口が開いてしまう方

そんな方は、先日ブログに書いたような疾患や

胃の不調やストレスなどが無い状態でも、

 

なぜか口呼吸やドライマウスで悩んでいると思います。

 

ボーカルを練習している方の中にも、この口呼吸やドライマウスによって

喉に違和感を感じて、つい練習に集中できない方も多いようです。

 

最近では、寝る前に、『口呼吸防止テープ』などを使う方も

多いですね。

 

 

でも、このテープを貼って寝るのは、

剥がれるんじゃないかと、

リラックスできなくて不眠の原因にもなりそうですね。

 

 

 

そこで、あまり知られていない、口呼吸改善方法をお知らせします。

しかも、家にあるもので、ちょこちょこっと DIYできてしまうんです。

 

 

 

 

ただし、これは、あなたの歯ならびが、

ある程度正常な状態である事が前提です。

 

例えば、前歯や、上下の歯が、前に出ている方、

その歯並びのせいで、口が閉じ辛い方は、

歯の矯正をオススメいたします。

 

 

そうではなく

唇の力が弱買ったり、上下の唇が届かないという理由で

ついつい開いてしまう方には、有効です。

 

 

ついでに、イビキも治るというデータもあるので

イビキをかく方にもオススメです。

 

 

このような

唇の力が弱かったり

口を閉じようとしても、なかなか唇が閉じない方は

 

 

子供の頃の発達段階で

唇だけを使って食べる時期があるのですが

その時期に、しっかり唇が使えていなかったり

指を長時間しゃぶる癖があったりした方に多く出ます。

 

 

 

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お待たせしました。

 

では、まず改善グッズの作り方です。

 

 

 

① コートなどの大きめの『 ボタン 』を用意してください。

   直径2.3cm前後がオススメです。

 

 

② 水に濡れても大丈夫な、ヒモも用意してください。

  50cm位がオススメです。

 

 

③ ボタンにヒモを通して、結んで輪っかにして、

  余分な部分を切りましょう。

 

 

こんな感じ

 

 

 

 

 

◆ トレーニングのやり方 ◆

 

 

 

 

① まず口と歯を閉じて、唇だけを開き

  歯と唇の間に、このボタンを入れます。

 

  この時、ヒモが出ていない方を、歯につけます。

 

 

② ボタンが隠れるように、唇を閉じます

 

 

③ ヒモを引っ張ります

 

④ 引っ張りながら、唇の力だけで、ボタンが抜けないように

  頑張ります。

 

 

1回 10秒から15秒を 毎日 5回から10回くらい続けてみてください

 

 

はじめは、プルプルと唇が震える方も多いと思いますが

震えも、だんだんなくなって、

徐々に唇が閉じるようになります。

 

唇だけを使うようにするのがポイントで

口の周りを使ってしまうと、シワの原因になりますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

以上、このトレーニングは、アメリカなどの歯医者さんでよく使われている

筋機能療法(MFT) という口腔周囲の筋肉を鍛えるトレーニングの中にも

あるものです。最近では、日本の歯医者さんでも徐々に導入されてきています。

 

 

 

 

MFTでは、口呼吸の改善のためでなく口を閉じる力を養う目的で

行うものですが、結果的に、

鼻ブレスへの移行や、ドライマウスの改善が期待できますので、

このブログだけでわかり辛い方は

 

M.F.T  ----  Myofunctional therapy  

 

で、検索してみてください。