こんにちは。
今日は声と神々と自然との共鳴の不思議なお話です。
数年前に、ある方のお誘いで奈良の天河弁財天まで宇賀神さまのご神事に伺いました。
宇賀神
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/宇賀神
弁財天の頭の上におられる神さまで、
ご神体は蛇で、
人頭蛇身の神様です。
少し前に奈良で起きた大洪水のときに流されたことで見つかったという金のご神体を1年に一度、己巳(つちのとみ)の日に祀り、4〜5時間かけてお酒でご接待をするという神事。
参集する人々は、
僧侶、神官、
修験道の方々、
そして宇賀神さまを信仰される方々役100人ほど。
そしてこの神事では、
4〜5時間の間、全員でお経、ゆかりのご真言をずっと唱え続けます。
すごいですよね。
とにかく、
音、音、音
人の声の渦。
そしてその声の渦の中、
粛々とご神体にお神酒をおかけして
ご接待をする。
浴酒供(よくしゅく)
と呼ばれるご神事。
わたしは長年の間、歌と声について向き合ってきて
その声と音がからだや回りに何らかの作用がするのは感じてきていましたが、
このご神事の前に、神に降りてきてもらう、お呼びするときの宮司さんの声にびっくりしたのです。
それは奥宮の扉を開けるときや、
神さまに降りてきていただくときにお呼びする音「お」だったのですが、
この「おおお」に共鳴して、
なんとカミナリが鳴ったのです。
カミナリは、
神成り。
しかるべきときに
しかるべき人の共鳴が
天に通るということを、確信した日でした。