きれいなものだけ集めて完成するものが人の命だと思う。なによりも守らないといけないものなのに、なによりも遠くにあっていつ手を伸ばしても手にできなくて、そんなものだと思う。これを手にした時のために書き留める。それがいつになるかは誰にもわからない。自分の手で手にすることはできないかもしれない。周りのみんなはもう手にしているのかもしれない。でもわたしはいつも何よりも美しいわたしの命を探している。見つけたとき、わたしは笑っているのだろうか。みんなは泣いてくれるのだろうか。今日もきれいだねって見上げて微笑んでくれるのだろうか。