このお話を読んでいると、なんだか宇宙の世界と地上の世界がシンクロしてイメージされるな、、、

 

主人公のジョバンニが住んでいる街は、イタリア北部?の中規模な農村が想像される。

 

登場人物の名前がジョバンニ、カンパネッラ、ザネッリ、カトーとあるから・・・

 

ナポリみたいにルイージとサルバトーレにジェナーロがいないから、南イタリアでは絶対ない笑

 

カトーって名前は古代ローマからある名前である。ちなみに。

 

ジョバンニのお母さんに牛乳を届けるシーンがあることを思うと、やはりトスカーナより北の習俗が予想される。

 

 

どうもこの銀河祭りの元はカトリックの「聖ヨハネ祭り」らしい

 

参照 帝京平成大学薬学部 )

 

6月24日か21日に、聖ヨハネ(イタリア語でジョバンニ)を祀って火を灯すお祭りだそう。

 

転じて、花火をどんどん打ち上げるような形式になっていることが多いそうだ。

 

言われてみれば、ナポリやソレントでもその頃に花火の祭りがあったような・・・

 

 

このお祭り、キリスト教以前のイタリアでは、夏至の日に開催される太陽の不滅を祈るものだったとか。

 

というと、おそらくミトラ教という、古代ローマの軍団兵を中心に流行っていたオリエントの一神教のことだろうな・・・

 

 

宮沢賢治作品の中には、こんなふうに世界各地の習俗が度々登場するから、その元を探してみるのも知的好奇心が刺激されて楽しいものです!