トラーパ二の街
東北の青空。
乾いた空気。
日が当たるところの爽やかさと、木陰のヒヤっとした感じ。
青空と新緑の鮮やかなコントラスト・・・
見ているとふと、夏のトラーパニを思いだした。
今日は、世界遺産ではないけれど、シチリアで最も好きな町のひとつ、トラーパニについてお話ししよう。
この街を散策したのは二回。
2015年の7月末、それから2018年の10月だ。
まずシチリアとうについてお話ししよう。
ここは地中海の真ん中、地図の紺色になってるところである。
日本から行こうと思えば結構カンタンで、乗り継ぎになるのだけれど、成田・関空からローマ、ミラノ、イスタンブール、パリなどからいける。
シチリアの空港では、パレルモとカターニア空港が便利だ。
それらの街からトラーパニまで高速バスが出ていて、数時間、景色を楽しみながらボットしていれば町のバスターミナルにたどり着く。
ちなみにトラーパニにも小さな空港があって、ローマ・ミラノから直行便が出ているらしい。
しかし、せっかく日本からシチリアくんだりまで行くなら、主要な観光地を回りたいというもの。
シラクーザ、パレルモ、カターニア、アグリジェント、タオルミーナなど、散策して楽しい街は山ほどある。
それに島自体の大きさが、まあ日本の四国の1・5倍ほどであるから、車があればぐるっと回って見るのもすごく楽しい。
トラーパニは島の左端。
島の中で一番アフリカ大陸に近い位置にある。
ので、夏場の熱い風は本当に身が焼けるような感じだ。
バスを降り立つと、そこにはWOW!がある。
カラッと乾いた空気。
立ち並ぶでっかい木々。
それが作り出す巨大で濃い日陰。
岬のように張り出した狭い土地に、チョコっと石造りの街がある。
そのエリアのことをイタリア語でチェントロストーリコという。
歴史地区のことだ。
この地区を一周するのは多分二時間あればゆっくりみてしまえる。
2015年の滞在時にはレンタル自転車で回った。
古い町並みだ。
メインストリートであるコルそイタリア。
真夏であるし、オープンカフェに観光客がたかっている。
土日であれば、こういう大きな教会ではしょっちゅう結婚式をやっている。
教会から出てくる新郎新婦に出くわすことは多い。
ちなみに、イタリアの結婚式もどんどん日本ぽくなっているようで、流石にお色直しはないけれど、簡略化されてきている。
海の青さが異常なほどだ。
夏のシチリア、南イタリアの海は大抵こんな感じ。
しょっぱい。
そして水温が沖縄並みに上がる。
温水プールなみの30度ほどのこともある。
写真の並木の大きさと、自転車で走るおじさんとの大きさの対比がすごい・・・
レンタル自転車は一日1500円くらい。
ここは魚市場。
イタリアは大抵お魚屋さんは午前中しかあいてない。
空いているときはこんな風に地中海のカジキマグロが並ぶことがあるそう!
トラーパニといえば料理。
くねくねっとしたパスタに、魚介スープのクスクス。
絶品。。
そして腹ごしらえをしたら、自転車を漕いで一時間。
エリチェの丘を登る。
こんな風!
雰囲気がとてもいい
夕食もシチリア料理。
エリチェで食べた品々。
がっつり食べたら丘を降りるのがおぅくうになるが。
丘の上から見る夜景。
2018年にトラーパ二に来たときは、集中豪雨に見舞われた。
ずぶ濡れ
さむい、、
ああー!これ!
これがトラパニェーゼ。
ソース。
ネジネジっとしたパスタに絡めて食べる
やみつきのうまさ
雨が止んだ後の景色
湿り気と空が何かを伝えてくれている
ぜひ旅の希望先の一つにトラーパ二を入れてみて欲しい。