午後にはカヌーでマナウスの街に戻ることに。
濃厚な探検だったな、、
ガイド
「泳ぎますか?」
ナポリ介
「は?アマゾン川で?え、いや、でも。ピラニアの群れはいるし、デンキウナギはいるし、アナコンダも泳ぐのだろう? 恐ろしいミニナマズ、カンヅィルもいるだろう?泳いだらヤバイだろう?」
ガイド
「ブラブラブラブラ」
通じてない( ゚д゚)
ぬぐぐ、
この鏡面のようなアマゾン川!
ザブザブ
最高!!
アマゾン川でプカプカ浮いていると本当に感動する
清らかで優しい水
こんな豊かな水で育つから、ピラルクやピラニアは元気なのだ
おろかな子悪人どもがどれだけ焼畑をしても
愛で包み込む地球
「ありがとう!サヨウナラ!」
ガイド
「arigato!」
ポンポンポンポンポン
三時間のカヌーと未舗装路ドライブ
つ、ついにアマゾン川本流までもどった
オケ!
どんとこい!!
ゆれる
ゆれる
はねる
スピード出し過ぎ
( ゚д゚)
パラグアイ、ペルーの国境ラインで結構燃えているが、、
この、今ここにいるマナウス付近も燃えている!
現場( ゚д゚)
大抵、世界のニュースなど的外れである。
事実を知るのだ。
アマゾン火災は、マナウスから伸びている国道沿いの森林で主に発生している。
それから国境沿いだ。
現地の人々の話と、調べた情報を統合するに、、、
原因はギャングが販売する麻薬で、政府の無策ではない。
アマゾン火災では、まず違法伐採業者が森林を切る。
アマゾン界隈では、住宅を作るには木材を使う。ので、絶対必要な資材なのだ。
大きな木がなくなったところに火をつけて更地にする。そこで、大麻やケシなど、麻薬に加工される植物を栽培するのだ。
麻薬の流通ルートは多岐に渡っていて、もはや政府や国際機関でもその全容は把握しきれないほどネットワーク化されている。
例えば、マナウスから上流ペルーやコロンビア、そこからメキシコを超えてカナダやアメリカの消費者に販売されるルート。
例えば、マナウスから川を下りサントスからサンパウロに流通、その後サンパウロからヨーロッパ方面に船で送られる販売されるルートなど。
アマゾン川流域に限って言えば、広大な森林、複雑で無数に存在するアマゾン支流があるので、政府がどれだけ取り締まろうとがんばってもキリがないのが実際とのこと。
地元民は、隠れ場所を知っていて、その地元民と経済共同体のようになっているわけだ。
中南米で生産される麻薬ではこのような感じだが、世界最大のケシ生産地はアフガニスタンだ。
アフガニスタンでは長年の内紛で政治経済が無秩序状態になっていて、イスラム過激派のタリバンがアヘンとして売れるケシを栽培させて資金源にしている。
世界中の大都市でどんどん治安が悪化している原因の一つが、ギャングの売る麻薬なのだ。
麻薬中毒になると、麻薬が足りなくなると苦しくなる。 ので、さらに買いたいが高くて買えない。もともと貧困層なのである。
そうして、麻薬欲しさに強盗など犯罪をする。
インターネット、スマートフォンの普及で、子供達の麻薬中毒者が世界でどんどん増えている。
麻薬を世界どこでも合法にすること。
それがベストな解決策である。
イランに2年前に行った時、ほとんど全ての商品がブラックマーケットで流通しているのを見た。
それは、イラン政府がなんでもかんでも禁止にしているからで、酒もタバコも豚肉も、果てはペットとしてキリンやライオンなんかも売っている。
アメリカの経済制裁があるから、そこにはないはずのものがずらっと揃っている。
なんでも禁止にすると、人間は息苦しさを感じて、ギャングが売るブラック商品を買うわけだ。
そして、アルコール中毒者がどんどん増えているイラン。
それは、イスラム教国なので飲酒は鞭打ちの刑になるのだが、もともとイランはワイン発祥の地でもあり、昔からよくワインを飲む人だった。
ワインがうまいというテーマで詩を買いたオマルハイアームという中世の詩人はとても尊敬されている。
なぜアルコール中毒者が増えているのかというと、密造酒を飲んでいるからだ。
密造酒だから、一定の基準を満たした安全なお酒でなくてもブラックマーケットに流通する。
エタノールや危険な薬物を混ぜたものを飲んで、死んでしまう人も多い。
ドイツが売春宿を公認し、売春婦が社会保障を十分に受けられるようにしたり。
ポルトガル・カナダが麻薬を公認したように。
違法にしているから、ギャングがのさばってしまうのだ。
合法にすれば、ギャングは自然消滅していくものだ。
そんなことよりも、根本的なことがある。
それを世界の誰もが知るべきことである。
それは、
「想っていることが現実化している」
ということ。
自分が幸せで満たされていれば、全ての問題は消え去る。
不安に満たされているから、いびつな問題が起こっているのだ。
世界秩序の再構築とは、シンプルに、発想の根幹を「安心・満たされている」にするということ。
たったのそれだけである。
さて。
マナウスの街に戻ったら、、、
カジくん
「肉行きましょう!肉!」
ゴー!
肉祭り。。
シュハスコである
カジくん
「ブラジルでは、友達の誕生日なんかにみんなで肉を割り勘して、庭で炭を焼きながらシュハスコするんです」
ナポリ介
「へえ!日本のバーベキュー文化とは違うね!日本だと誕生日といえば寿司か西洋料理だなー」
ピカーニヤという、牛のお尻のあたりのお肉がブラジルでは最高とされているらしい。
赤身でやわらかく、とても美味しい!
調味料は塩のみ!
そのシンプルさが素晴らしい!!
日本だと、油コッテリのA5等級のお肉か、謎の黒い液体につけこまれている臭いペラペラのお肉ばかりだからな。
一方、アメリカの肉は硬すぎる。
牛肉は、圧倒的にブラジルとアルゼンチンが世界最高である。
イタリア料理はイマイチだが、シュハスコがあれば完璧だ!
なにやらガーリックパン
カジくんお誕生日おめでとう!!
Paraben!
ポルトガル語では、ハッピーバースデーの歌詞がエライ違った( ゚д゚)
Parabéns pra você
Nesta data querida
Muitas felicidades
Muito anos de vida!!
どうしてこうなった(^◇^;)
パラベン・・・の部分だけリピートすればよかったのにな。。
カジくん
「誕生ケーキは激甘です。 普段のケーキよりさらに甘いです」
ナポリ介
「どれ・・・パクっ・・・ぎゃ、あ、あま!!イタリアのドルチェより甘いぞこれ( ゚д゚)」
そうしてマナウス空港へ。
サンパウロ空港まで四時間のフライト。
狭かった(T . T)
修行を乗り越え、、、
帰還
夜中のフライトだったので、ついたら早朝、
目が眠い
アマゾン探検から多くのことを学んだ。
あと気になるのは、中国の山岳民族や、アラスカかグリーンランドにいるエスキモーか。
どんどん失われていく少数民族の視点。
まだまだ飽きないな地球滞在!!
世界秩序の再構築に向けて、旅は続くだろう。