ここはシチリアの教会。
サンフランチェスコ修道院。
というと、世界中どこにでもある。
フランシスコというのが英語だが、そのまま町の名前になっている。
それは修道会の人々が布教活動に勤しんだからである。
ここは1229年の建築。
よく訪れるナーロ市の、市庁舎として使われている建物のひと区画
修道院が出来た頃は、フランシスコ修道会の拡大がすさまじかったころ
托鉢、禁欲しましょう
という教え
仏教みたいだ
フランチェスコさんが1200年代はじめにスタートした布教活動は、それから100年で2万人のメンバーをあつめるまでに
彼自身、十字軍にくっついて、フリードリヒ二世とエルサレムに旅している
いまもエルサレムにある聖墳墓教会を管理運営しているのは、このフランチェスコ修道会だ
ナーロのこの教会には、数名の聖人たちの遺骸が安置されている
キリスト教のおしえでは、最後の審判の日が来た時、肉体に魂が蘇ると教えている。
なので遺体は焼かない
ちょうどナーロの街の真ん中なので、人々が集まりやすい
フランチェスコ修道会としても、ここなら布教しやすいと考えたようだ
フランチェスコ修道院から1キロ離れた別の教会
荘厳に装飾されたのは17世紀頃
シチリアバロック様子の中庭
庭の植物がシチリアらしさを醸し出す
フランチェスコ修道院から1キロ離れた別の教会
遠足にいく息子の気分である
心遣いがとても暖かい。
ということでパレルモ港へ。
街からカターニア空港でレンタカー返却、カターニアからパレルモまでバス、パレルモ駅から港までタクシー五分。
だいたい5時間ほどかかった。
シチリアは地中海最大の島
結構でかい
いつもの船旅
でっかい地図が