先日も、じっくりと話を聞かせてくれてありがとうございます。
たまには、文章で、歩みを振り返ってみようと思います。
去年の年末からのスタートで、ずいぶん状況が進展してきましたね。
通常、ほかの方のレッスンの場合は、ヴォイストレーニングということで、発声をやるわけですが。
○○さんの場合は、コンサルティングという形にさせてもらっていますね。
なんせ、ヴォイストレーニングは万能ではないので。
前回のセッションのときに、お話していて気づいたのが、どうして僕が○○さんに、コンサルティングをさせてもらっているのか。
心に深くもぐっていく様々なワーク。
実践的な心理学の知識。
夢を実現していくための、実体験からのスキル。
レッスンスタジオの中の時間だけでは伝えきらない、僕ができることを、○さんは吸収してくださっています。
それを、きっと、○○さんがこれから出会っていく人たちに活用し、分かち合ってくれて、それがみなの幸せにつながるということを確信しています。
この間もお話したように、人を大事に、そして親身にかかわる人こそが、ヴォイストレーナーという仕事にふさわしいのだと思います。
相川自身は、まだまだ至らないことが多いですが。
○○さんの包容力は、体格の大きさと、柔和な表情から現れているように思います。
きっと、優柔不断だとか、決断力がないとか、そういう風に悩むこともあるかと思いますが。
○○さんのいいところは、着実に積み重ねて結果をだすことができることのように思います。
そして、とても丁寧に仕事をされること。
人への思いやりを常に持っていること。
○○さんとのプロセスで、僕が学んだことがあります。
それは、待つということです。
マエストロが、いつも僕に言います。
「ヨウスケよ、我慢だ。」
と。
声の変化を起こそうとしてはいけない。
そう、なろうとしてはいけない。
そう、なるのを、じっくり待つんだ、と。
○○さんは、最初に出会った頃、何か、自分を変えなきゃいけない、成長しなきゃいけない、やりたいことを明確にしなきゃいけないとせきたてられていたように思います。
僕にもそういうときがありました。
ちょびっとでなく、長く。
そういうメンタル状態では、本当に効果のあるメソッドでも、短期的な結果ばかり求めてしまってうまくいかないわけで。
声の変化も、人生の変化も、やることやって、あとは結果がでるのを待つ、に限る。
と思っています。
先日、日本のヴォイストレーニングの権威でいらっしゃるF氏とお話をしているときにも、同じ趣旨のことをおっしゃっていました。
ヴォイストレーニングのメソッドというのは、それこそ人によって浜の真砂の数ほどあるわけです。
結局、成果がでるよいメソッドというのはなく。
繰り返し繰り返しの反復練習によって、結果がでてくるのを待つしかない。
というのが、F氏との共通認識でした。
これから、○○さんがお仕事を通じて、ここで習得したことを活用する機会がどんどんでてくることかと思います。
ぜひとも、この
「待つ」
ということを大切にして、お互いに、自分のできることで世の中に価値をだしていきましょう。