★ガンダムに学ぶ声の出し方




今回は、
「機動戦士ガンダムに学ぶ!声の出し方」
というテーマで書いてみたいと思います。

このブログの読者になってくださっている方々のなかには少ないかもしれないですが・・・
ガンダムファン(笑)

しかし!
ガンダムファンじゃなくても、わかりやすく、ためになるようにかければと思います♪


ガンダムは、声のテーマパーク、そう、声のデパート(笑)
大変参考になります。

「いったい、何がためになるの?」

それは、自分の声がどういう声になっているのか?
相手にどういう印象を与えているのか。

どういう声を目指すといいか。
信頼感が伝わる声は、どんな声か。

といったことがわかる点、それがためになります!


それでは、主要なキャラクターから、声を分析していきます。

まず、主人公のアムロレイ少年。


彼は、10代半ばの青年。
ガンダムのパイロットです。
声の高さは、ドレミファソラシドの、ミからソくらい。
やや、鼻にかかった、子供っぽさのある声です。



続いて、アムロのライバル、シャア・アズナブル。


設定では、20代半ばから後半。
声の高さは、ドレミファソラシドの、下のソからシくらい。
胸とノドの中間くらいによく響く、深みと安定感のある声です。
有名人では、オバマ大統領がこの声質に近いです。


三人目は、女性。
アムロのガールフレンド、フラウボウ。





10代半ば。
声の高さは、ドレミファソラシドの、上のレ♯くらい。
鼻から額にかけて、丸っぽい感じで明るく響く、少女っぽい声です。
有名な人でいうと、目覚ましテレビの若い女性アナウンサーはこういう声です。



4人目は、シャアの妹、セイラマス。


20代前半。
ミステリアスなお姉さんキャラです。あんまり表情が変わりません。
声の高さは、ドレミファソラシドの、ラからシ♯くらい。
口の中、上あごの奥の軟らかいところの空間がよく響いた、深みと安定感のある声です。
一般的に、「綺麗な声」というのは、こういう声です。

ちなみに、有名人でいうと、アナウンサーの滝川クリステルさんはこのタイプですね。

などなど、ガンダムに興味ない方には、まったくわけわからん話かと思いますが、しばしお付き合いを(笑)

結論からいうと、ビジネスシーンにおいては、基本的に、男性はシャアの声、女性はセイラのような声が見本になるということです。

アムロの声、フラウの声というのは、響きのポイントが頭骨の方にあり、また鼻の空間をよく使った声であるため、子供っぽい印象になります。

僕が今までヴォイストレーニングさせていただいた方で、6割の方はこの「アムロ的」響きでした。

そう!

ひとごとではないのです!

あなたも、そうなってる可能性があります・・・

とはいえ、「アムロ的」な響きの声のいいところは、優しさや明るさが伝わること。

組織のムードメーカーの方や、恋人を元気づけたい人、そういうときは「アムロ的」な響きが有効です。

しかし、組織のトップや、信頼感が重要な仕事をしている人が「アムロ的」な響きで発声するのはよくないですね。

ポイントは、響きの中心の位置を下げること!

では、どうすれば、できるのか?

これができると、シチュエーションに応じて、声を使い分けることができるので便利ですね♪

ほとんどの人は、自分の声が一つだけだと思ってます。
もったいない!
本当は、いろんな声がでるんです。

やり方を説明いたします。

1、胸や肩をリラックス状態にする

2、鏡の前に立つ、もしくは座る。

3、男性だとのどぼとけを、女性だとのどの辺りを下にさげる。

4、その状態で一番低い声を出す。
「おーーーーーーーーーー・・・・」
5、胸やおなかが響く感覚がわかったら、そこが響いている状態で以下の言葉を10回くらい言う。
「ありがとう ありがとう・・・・」
※大きく声を出す感じで


この練習を繰り返すことによって、あなたもシャアやセイラのような声を手に入れるスタート地点に立てます。
ホント。

と、ガンダムに学ぶ、声の出し方の話でした!
本当はさらに突っ込んだことを書きたいですが、あんまりマニアックになる過ぎても困るのでこのへんで(笑)


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