こんにちは！
恵比寿の話し声専門ボイストレーニング、ソラオトの相川陽介です。
今日はめっちゃ寒いですね・・・
ぜひ、おなかを冷やさないように、暖かくして外に出てください！
さて。
こんなことありませんか？
社内会議のとき。
「私たちのチームとしてわっ・・・このように・・・」
緊張して声が裏返っちゃった
こんな人見たことありませんか？
結婚式のスピーチで。
「新郎の俊介君は、実にうちの社内でよく働いっ・・・てくれておりまして、それで・・・」
早口になって裏返っちゃった。
そう、人前で話すときに、声が裏返ってしまうという減少です。
そういうのは、聞いている人に、
「あ、この人、すごい緊張してるな」
と思われますね。
もしその話が、重要な商談だったとしたら。
「声がずいぶん上ずってるな。この商談に、自信がないのかな・・・」
と思われかねませんね。
でも、大丈夫！
そういう時は、手のひらに「人」の字を三回書いて・・・・
というわけにはいきません（笑）
今回は、なぜ声が裏返るのか、どうすれば裏返らず話せるか、についてお話しさせていただきたいと思います。
まず、声が裏返っているとき、体ではどんなことが起こっているのか、です。
それは、
「呼吸が胸式呼吸つまり浅い呼吸になっている」
ということが原因の一つとして考えられます。
あせっているとき、緊張しているとき、よほど疲れているとき、訓練していない人は大抵胸式呼吸になるものです。
胸式呼吸とは、見た目では肩が上下する呼吸のことです。
より突っ込んだことを言いますと、
「インナーマッスルが使われていない」
状態なのです。
ここがポイントです！
インナーマッスル。
すなわち、腹横筋です。
この筋肉は、おへそのしたあたりから、わき腹の辺りにかけてベルトのような形をしてついています。
妊婦がお腹にする腹帯、腰痛の人がするコルセットは、この腹横筋の代わりとしてするそうです。
このインナーマッスルを使わないと、なぜ声が裏返りやすいのか？
このインナーマッスルは、腹式呼吸の原動力となっている筋肉です。
ベルト上の形でついている筋肉のため、横隔膜を前と横でバランスよく上下してくれます。
バランスよく動かせるため、肺に空気が「安定的に」出入りするわけです。
ここを使ってないと、胸と肩の筋肉中心で呼吸するわけですから、呼吸が「不安定」になるわけです。
よって、不安定な呼吸が、声が裏返る大きな原因といえるのです。
「なるほど！なら、そのインナーマッスルを鍛えればいいんでしょ！」
と、勘のいいあなたならすぐにわかったはずです（笑）
トレーニングの仕方は無数にありますが、ここでは、非常に簡単で、すぐに実践できるものをお伝えしたいと思います。
それは、
「お尻をきゅっと締めてしゃべる」
です。
なぜか？
お尻をきゅっと締める筋肉というのは、括約筋（かつやくきん）といいまして、前述した腹横筋と直結しているのです。
お尻をきゅっと締めることを意識して話すだけで、裏返る可能性はぐっと減るはず！
周りで、よく声が裏返って困っている人がいたら、そっと「お尻・・・」と教えてあげてくださいね！（笑）
ｂｙ相川陽介
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シティリビングの記事
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※声に関する記事は、タイトルに『～～の巻』がついています。
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