こんにちは!
恵比寿でヴォイストレーニングしている、声の芸術家相川陽介です。


今回は、ヴォイストレーニングの、よくある間違いについて書いてみたいと思います。


ちなみに、声のことも、体のことも、万が一!間違ってるやり方でも成果がでてしまうことがあるので、確実に間違いとは言えないことをご了承のほど。
これきく!と思い込んでいたら、実際に効果がでてしまうことがあり。


では、いきます!




ヴォイストレーニングのよくある間違いその1
『高い声を出せるようになるためには、高い声を出し続ければいい』


これは、とてもよくある間違い。
でも、そう思っちゃいますよね。
高音で歌えるようになるためには、高音をだす。

うんうん

しかし、これは、上達しない原因になりやすいです。

なぜか?

低音や中高音が、全く進歩しないようです。
そして、高音出そうとしているのに、ちょっと練習しただけで声が枯れて使い物にならなくなったり。


つまり、健康的な食事法と一緒です。


例えば、ほうれんそうが体にいいと聞いて。
『わかった!じゃあ、今日からほうれんそうだけ食べよう!』

どうなりますかね?

バランス崩れます。

やっぱ、穀類や、野菜でも赤いのとか食べないと。

誰でもわかることです。

高音を出せるようになるためには、穀類や赤い野菜を食べること。
つまり、低音や中低音の発声練習を合わせてするということです。



ヴォイストレーニングのよくある間違いその2
『滑舌をよくしたいので、早口言葉の練習をする』

これも、世間一般で、よくある間違い。
やっぱ、テレビのアナウンサーの影響でしょうね。
滑舌がいい人といえば、アナウンサー!

そりゃそうだ。

しかし、このブログではしょっちゅう書いていることですが、滑舌が悪いと言われる原因の8割は、滑舌が問題ではありません。

実際に、ビジネスパーソンの滑舌トレーニングを、500名程度に実施してきた結果。

滑舌が原因で滑舌が悪い人は、1割程度。

声量が足りてなかったり、呼吸が浅すぎたり、話し方のクセで早口過ぎたり。

そういうことが原因である場合が8割。



と、今回は、ヴォイストレーニングのよくある間違いを二つご紹介しました。


まだまだたくさんあるんですが、この辺にしておきます…

自分の課題を『本当に』解決、改善できる方法を選びましょう!


by相川陽介