ディヴィッド、角出さんのために。


こんにちは!
恵比寿でヴォイストレーニングしている、声の芸術家相川陽介
です。


今日は、こんな質問にお答えしたいと思います。



「ヴォイストレーニングって、どれくらいの回数受ければ成果が
出るんでしょうか?」



「本当に、月に二回のレッスンで成果がでるんですか?」




「じっさい、意味あるんですか?」




たまに、そんな質問を受けることがあります。
生徒さんから、もしくは、他社のボイトレを受けてきた人から。


まず、回数について。


どう思いますか?




これは、ものすごく、受け手の力量によるところなんです。


ソラオトでは、最短で、3ヶ月間、月2回30分レッスンです。

一番多いのは、6ヶ月間、月2回60分レッスンを受講中の人です。


では、最短の月二回30分レッスンの人は?


今までのところ、各々、成果を出してくれていますね。



でも、普通に考えたら、ムリなハナシじゃないですか??


だって、ひと月31日あるなかで、2日。
その30分×2回ですよ。


ちょびっとちょびっとです。


なんでそれで成果を出してくれちゃうんでしょうか?

カンタン。

自分で練習してくれているからです。

短時間のレッスンであれば、当然、成果を出す為には自主練習
が必要となってきますよね。


以前のブログでも書きましたが、宇宙には

「原因と結果の法則」

というものがあり、自分が投資したエネルギーと等価の成果が
得られるという厳然たる法則があります。


つまり、レッスン頻度、時間が長ければ長いほど、その時間の
エネルギーを、ヴォイストレーナーに肩代わりしてもらえるよう
な感覚です。


とはいえ、レッスン中に、トレーナーが言うことをやって、声を
出すのは自分。


結局は、自分のエネルギー。


一番エネルギー使うのは、自主練習です。
自分で練習するっていうのは、誰も見てないだけに、自分を律す
る必要があるため、投資エネルギーが高いです。



一方、世の中にはこんなヴォイストレーナーさんがいるそうで。



「ワタシの前以外では、発声練習などの自主練習はしてはいけ
ませんよ」


「クセがついてしまいますからね」


現代の日本で、そういうことを、一般人に言ってくるトレーナー
がいる・・・


もし、自分が受けてるヴォイストレーナーが、そんなことを
言ったら、即、辞めた方がいいです。


我々は、ヴォイストレーニングを受けるために生きている訳では
なく、それを活かして、朗読だったり、歌だったり、スピーチ
だったり、プレゼンをするわけです。


音大の生徒や、デビュー前に手塩にかけて育てている歌手とか
なら話がわかりますが、一般人にその手法を使おうとするのは
マズイんじゃないかと思います。


上達しようと本気で思う人が、自分で練習する方法もわからない
ようじゃヤバイ。


そもそも、自主練習の方法を指示できないっていうのは、トレ
ーナーとして、ヤバイ。


依存させるのではなく、自立させる。



繰り返し、自分なりに練習したときにこそ、ぐんぐんと上達が
見込めるものです。


練習の成果をトレーナーに見せに来て、フィードバックをもらっ
て帰る、くらいの気概がほしいものです。



地域活性化コンサルティングのスペシャリスト栃尾さんがブログ
に書いてらっしゃいました。


「地域活性の成功のカギは、その地域のリーダーの存在です。


そのリーダーがいない限り、我々ができることはありません。


コンサルタントは、あくまで協力者であって、主体になることは
できないからです。



リーダーシップを発揮する覚悟がある主体の人がいてこそ、私達
のコンサルティングが効果を発揮するのです」




ヴォイストレーナーは、受講者の代わりに話してあげられない
のです。


ヴォイストレーナーは、受講者の代わりに歌ってあげられない
のです。


誰にも頼らずに、自分で判断、パフォーマンスできる実力を身に
つける、協力者ってもんです。