こんにちは!
声の芸術家です。

スティーブジョブスに学ぶ、声の出し方、その2を書くまでに時間がかかってしまいました・・・
すばらしいスピーチですからねぇ。

その1はこっちです↓
『スティーブジョブスに学ぶ、声の出し方その1の巻』
http://ameblo.jp/voice-artist/entry-10519359292.html








スタンフォードにおけるスピーチのポイントは、以下。

1、語尾が明瞭

2、強調したい部分の前後に間をとっている

3、強調する部分に抑揚がある

4、しっかりと聞き手を見ている

5、ヒーローと悪者の対比を利用して構成している


など、割と一般的ないわゆる「いいスピーチ」の王道を、
いってらっしゃいます。

しかしながら、これほどの感動を生むのはなぜか。


間違いなく、


「本当に感じていることしかいっていない」


からだと思います。
ジョブス氏のポリシーに、「本当に感じていることしか
言わない」というものがあるそうです。


死にかけた経験、人生をかけたチャレンジに失敗、絶望、
裏切り、チャンス、活力、夢・・・


そういった、彼の生き方、これまでの軌跡が、心強く聞き手の
胸を打ちます。


これこそ、
「やり方より在り方」
の典型なのではないでしょうか。



一方で、2007年iphoneの発表会。

こちらは、聞き手を楽しませる趣向が満載です!





ご覧いただくとわかりますが、本当にテレビショーみたいです
よねー

会場の人が、のりで拍手しちゃっています。
日本の通販の、作為的な拍手とは違いますね。


ポイントは、下記。

1、映像をうまく活用している
→既存の携帯と、iphone
→縦軸と横軸、スマートフォンの使いやすさと便利さについて


2、誰でも理解できる、簡単な英語を選んでしゃべっている


3、対比を多用している


4、身振り手振りを使っている


5、感情をゆさぶる単語「シズルワード」を多用している


といったポイントです。

テクニック的な、「シズルワード」なんですが、これについて
少し説明いたしますね。


シズル、sizzleとは、

【名】
ジュージュー[シューシュー]という音

【自動】
ジュージュー[シューシュー]と音を立てる
焼けるように暑い
カンカンに怒る、怨む
【他動】
~をジュージューと焼く、~をジリジリと焼く


というような意味。
つまり、おいしそう!と思うってことです。

この商品、いいな!ほしいな!と思う、単語ですね。

食べ物についてが有名で、
「激辛!」
「こってり!」
「本格派」
「無農薬」
「おふくろの味」
「キーンと爽快」
なんかがあります。

iphoneでは
「revolutionary(革新的な)」
「perfectly(完璧な)」
など。


iphoneのプレゼンテーションでは、スタンフォードのものと
反対に、エンターテイメント性を高める、聞き手が「ほし
くなる!」工夫が随所に散りばめられています。


われわれビジネスパーソンも、ぜひ参考にしたいものですね!