こんにちは!
リーダーズヴォイストレーナー相川陽介です。
今、NHKの大河ドラマ「竜馬伝」が話題になっていますね。
坂本竜馬といえば、幕末の英雄!
という認識が今ではありますが、そういう認識になったのは、文豪司馬遼太郎氏が「竜馬がゆく」を書かれた以降のようですね。
大政奉還への働きかけなど、目を見張る活躍ぶりをされていますが、明治政府の時代には、すっかり忘れ去られた人だったのです。
つまり、死後、50年以上経ってから、ようやくまた日の目をあびているのです。
自分が竜馬氏だったらどうでしょうか?
今やっているその仕事が、自分が死んで50年後に評価されるとしたら・・・
時代を切り開くリーダーというのは、いつの時代も、後の時代に評価されるもののようです。
だからこそ、成果をあげることに集中しつつも、そのプロセスで楽しむということが最も重要なのだと思います。
どんな人間であろうと、どんな立場にある人であろうと、楽しんで生きなきゃもったいない!
さて、その坂本竜馬が、果たしてどんな声をしていたのか?
ちょっと気になりませんか。
100年後、200年後の人たちから、これほどまでに注目され尊敬される人物の声・・・
日本音響研究所さんが、その声を、骨格から再現することに成功しています。
で、先日のテレビ番組でそれを聞くことができました!
実際に聞いてもらえるとわかりやすいのですが、音声は一般公開されていないようで、唯一あるのは長崎の資料館だそうです・・・
残念。
ででで、ヴォイストレーナー的に、坂本竜馬の声を聴いての分析としては、
1、20代前半のくらいの若い感じ
2、高めで明るい感じの声
3、深い息を使って出る声
4、テンポよく話される声
が挙げられます。
竜馬氏は31歳でなくなっていまして、実際に大きく活動しはじめたのは20代も半ば以降と言われています。
声を聴いてみると、学生がまくしたててしゃべっているような、明るい印象がありました。
通常、身長が高くなればなるほど声は低くなるものですが、竜馬氏は高めの声をメインで使っていたのでしょう。
明るい印象である一方、早口であるという印象はありません。
一息で長く声を出していたようです。
これは恐らく、竜馬氏が剣豪であったことが由来しているのではないかと思います。
竜馬氏は、北辰一刀流免許皆伝。江戸でも名高い名門で修行しています。
その修行の過程で、自然と深い腹式呼吸を体得していたのだと思われます。
かつ、とてもはぎれよくテンポのよい印象があります。
以上が、竜馬氏の声の分析です。
我々、現代に生きる日本人として学びとしては、以下のことがあげられるのではないかと思います。
それは、、、
「文武両道」
ということです。
ビジネスでしっかりがんばること、そして時間を作って人の話を聴いたり勉強すること。自分なりの考えを持つために、色々な人に会うこと、内省すること、実践すること。
そういったことが、現代における「文」なのではないかと思います。
しかし、「武」の方については、足りてないなーとつくづく感じます。
決して剣術や武道をやらねばならないということではなく、野球にせよサッカーにせよランニングにせよ、体と向き合い磨いていくということです。
男性女性問わず、いい声を出していくためには、
1、柔軟な筋肉
2、強く俊敏なインナーマッスル
が必要だったりするんです。
自分も含めて、竜馬氏を見習い、しっかり体を磨いていきたいものですね!
ちなみに、ヴォイストレーニングもかなりスポーツ性が強いものです。
フィットネスクラブでも実施されているくらい、インナーマッスルから体を鍛え・ほぐしていきます。
まだ体験してない方は、コチラを読んでみてくださいね↓