こんにちは!
恵比寿で話し声・スピーチヴォイストレーニングしている相川陽介です。
「呼吸が浅い気がするんですが、どうすれば呼吸が深くなりますか?」
という質問を受けることがあります。
呼吸が浅い・・・
とか、意識したことありますか??
普通に生きていれば、ほとんど意識することはないんじゃないでしょうかね。
意識しやすいのは、
「あー舌がまわらない」
「うー、声が通らない」
とか、そういうことでしょう。
こういうのは、なんかプレゼンするときとか、ものすごく痛感しますね。
しかし、実は、そういうことの原因が、「呼吸が浅いから」である場合があるのです。
さて、呼吸が浅いことについて。
どうすれば、深まるのか?
その答えの一つに、
「股関節をゆるめると、呼吸が深くなりやすいです」
という答えがあります。
こかんせつ。
さて、これはヴォイストレーニングの話ですが、なぜ呼吸が深いといいのか?
というか、深いって、何が深いの?
意味?
哲学?
水深?
いいえ(笑)
ちなみに、世界一水深が深い湖といえば、ロシアにありますね。
先日の読売新聞に、「プーチン首相、海底に沈む」という記事がありました。潜水艇にのって、ふかーーーく潜ったそうです。
涼しい話題ですが、声には関係ないですね(笑)
呼吸が深いというのは、横隔膜の下がり具合のことだと相川は思っています。
どういうことか。
呼吸、すなわち息を吸ったり吐いたりすること。
そのとき、横隔膜(おうかくまく)という筋肉の膜が活躍しています。
横隔膜は、肺とその他の内臓をわけている膜です。
一番下の肋骨の辺りについています。
この膜を、ぐっと下げると、息が肺に入ってくるわけです。
そのとき、横隔膜の上には肺があり、下にはその他の内臓があります。
その内臓の下には?
骨盤底(こつばんてい)という筋肉たちがあります。
この骨盤底がこわばっていると、内臓が下にさがりにくく、ゆるんでいると、内臓が下にさがりやすいのです。
内臓が下にさがってくれれば、横隔膜がさらに下にさがりますので、結果、肺により多くの息がはいってくることになります。
呼吸が深いとは、このように、横隔膜がしっかりと下がっている状態といえるのです。
骨盤底をゆるめるといいのはわかったが、どうすれば?
骨盤底という筋肉はインナーマッスルなので、体の外からほぐしてあげることができません。
その答えが、股関節をゆるめる、なのです!
股関節は、骨盤底の筋肉たちと近い距離でつながっており、股関節をゆるめることによって骨盤底がゆるみやすくなるのです。
これからお話する股関節ストレッチ、カンタンですのでぜひ実行してみてください!
場所は、自宅がいいです。
お風呂上りがベストです。
特に汗をかくような動きではないので。
1、床にお尻をつけて座る
2、両足の裏を合わせる。
3、両ひざを手で外側に押して地面に近い位置まで下げる
4、そのまま少しずつ前傾する
5、その状態で股関節が伸びていくのを感じながら1分間待つ
以上です。
呼吸のときに、口から吐かれるものは息。
息は、「自分」の「心」と書きます。
呼吸を深めることによって、自分の心を深めていきたいものです。
ヨガや禅では、呼吸法に秘伝があるといいます。
秘伝というだけに、呼吸については、どうしても個々の体の状態、クセに左右されます。
何ができていて、何ができていないのか?
それについて知るためには、ある程度わかるヴォイストレーナーに確認するのが手っ取り早いです。
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『ヴォイストレーニングを受けるにはどうすればいいのですか?の巻』
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