この映画を観ようと思ったのは、大好きなクリステン・スチュワートが出ているから![]()
彼女の存在を知ったのは映画「パニックルーム」でした。
当時は、なんかボーイッシュだけど、綺麗な顔だな~、大きくなったらどんな女優になるか楽しみだなぁ
母親役のジョディー・フォスターと、どことなく顔だちも似てるし親子役として二人はぴったりだなぁ
なんて思いながら観てました。
トワイライトは何故か観る気になれなくて観ていないのですが、久々に見た彼女はまぁ美しく成長しておりました![]()
今思えば、ちょっとボーイッシュだったのも「なるほど」と思えますし、ジョディー・フォスターとの共演もまさに!「ぴったり!!」ですね!![]()
そんなわけで、映画の感想を綴っていきたいと思います。
アクトレス 女たちの舞台
<監督>
オリヴィエ・アサイヤス Olivier Assayas
<キャスト>
・ジュリエット・ビノシュ Juliette Binoche (マリア・エンダース役)
・クリステン・スチュワート Kristen Stewart (ヴァレンティン役)
・クロエ・グレース・モレッツ Chloe Grace Moretz (ジョアン・エリス役)
<ストーリー>
特急列車の廊下でマネージャーのヴァレンティン(クリステン・スチュワート)が携帯電話で女優、マリア・エンダース(ジュリエット・ビノシュ)のスケジュールを調整している。マリアは今、新人女優だった彼女を発掘してくれた劇作家、ヴィルヘルム・メルヒオールに代わり、彼の功績を称える賞を受け取るためチューリッヒに向かっている途中だ。ここ数年公の場に姿を見せていないメルヒオールは、前もって賞を受け取ることを拒否した上で、マリアに彼女を世に送り出した舞台「マローヤのヘビ」の題名の由来でもある景勝地、シルス・マリアまで来るよう指示してきたのだ。その時、メルヒオールが71歳で亡くなったという衝撃的な知らせが入る。
授賞式当夜、マリアが会場入りすると、壇上ではメルヒオール作品の常連俳優だったヘンリク・ヴァルト(ハンス・ツィジシュラー)が故人との思い出を語っている。そして、レセプションでマリアに面会を求めて来た人物がいた。新進演出家のクラウス(ラース・アイディンガー)だ。彼は「マローヤのヘビ」のリメイクにマリアの出演を熱望しているという。しかしマリアに求められた役柄はかつて演じた20歳の主人公、シグリッドではなく、シグリッドに翻弄され、自殺する40歳の会社経営者、ヘレナ役。シグリッド役には、ハリウッド映画で活躍する19歳の女優、ジョアン・エリス(クロエ・グレース・モレッツ)が決定していた…。
(公式ページより引用)
<感想> 以下ネタバレあり
観終わった第一の感想は、
いつまでも過去に囚われていてはいけない。現実を受け入れ前に進んで行かなければ!
そんなメッセージが込められているのかなという印象を受けました。
若い頃、出世作「マローヤのヘビ」でシグリッッドを演じていた時、相手のヘレナ役に対して、見ているとみじめな気分になるし嫌悪感を抱いていました。
そんなヘレナを自分が演じることになったマリア。
役作りの為、シルスマリアの山荘で稽古をしてても、なかなか役になり切れず苦悩します。
マリアは若くて綺麗な頃の自分に囚われていて、「あぁ、自分は歳をとったんだ」って(昔自分を口説いた男に相手にされなかった時とか)、「世代交代の時なんだ」って(自分にヘレナ役のオファーが来た時とか)、分かっているけど、そんな現実を受け入れたくない、認めたくない気持ち。
若さへの執着というか嫉妬というか、もう二度と自分には手に入れられないものだから捨てたくないという気持ちでしょうか。
苦悩しながらもマリアは自分と向き合い現実を見ようとします。
最初はヘビに見えないってぼやいていたあの「マローヤのヘビ」も、見ようとすることでヘビに見えてきて、「あー!ヘビだ!ヘビに見えたー!!」となった時に、マリア自身が今の自分を受け入れる事が出来るようになったのでしょうね。
ヘビが脱皮して成長していくように、マリアも若さという古い殻を脱ぎ捨て、新しい自分になれた瞬間だったと思います。
物事を違う視点から見る大切さ、見ようとする努力。
そうする事で人は変わり成長していく。
そんな風に感じました。
私、観ていて、ヴァレンティンどこいっちゃったんだろうと思ってたんですが、他の人の感想読んでいると、ヴァレンティンは過去のマリアで実際は存在しないという解釈をしている方がいました。
それを見て、「なるほどー!」そう考えると、最初の列車のシーンでヴァレンティンがマリアの個人携帯に出ていたり、山荘でヴァレンティンに車のカギを渡す時に、投げたカギをキャッチできずに落しちゃうんですよね。それってヴァレンティンはいないから落ちちゃったのかなぁとか、マローヤのヘビを見て過去の自分を捨てる事が出来たからヴァレンティンはいなくなったとか想像が膨らみました![]()
映画の終盤でリメイク版マローヤのヘビのリハーサル後、マリアがジョアンの演技にアドバイスをするシーンがあるのですが、やはり若さというものか、ジョアンは、かつてのマリアのようにマリアのアドバイスを一蹴し去っていきます。
その時のマリアの表情は必見です!
まるで若い時の自分を見ているような、「あれ?この子知ってる。昔の私?」という感覚でしょうか。立場が逆になった事を更に確信し、受け入れる覚悟を決めた瞬間のようでした。
映画を観終わった後、
「その後ジョアンが考え直してマリアのアドバイスを受け入れ演技を少し変えて、舞台は大成功!アドバイスありがとうマリア!」になるのか、
「やはりジョアンは自分を信じ、マリアのアドバイスは無視して若さ溢れる演技を披露し、舞台は大成功!それが現実よマリア!あなたも知っていたでしょ?」となるのか...
なんて想像しながら、
山でマローヤのヘビを探しに行く時、地図が全然見れないマリアにイラつき悪態をつくバレンティンの姿を思い出し、
今度スマホの使い方を何度も聞いてくる親にイライラせず優しく教えてあげようなんて思ったりした1日でしたw
本当にいろいろ考えさせられる映画でした!


