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日光の社寺は、栃木県の日光市内にある。日光の社寺は、二荒山神社、東照宮、輪王寺の2社1寺とその境内地からなる。その中には、江戸幕府の初代将軍徳川家康(1542~1616年)を祀る東照宮の陽明門や三代将軍家光(1604~1651年)の霊廟がある輪王寺の大猷院などの国宝9棟、二荒山神社の朱塗が美しい神橋などの重要文化財94棟の計103棟の建造物群が含まれる。二荒山神社は、日光の山岳信仰の中心として古くから崇拝されてきた神社であり、中世には多数の社殿が造営された。また、江戸時代に入り、江戸幕府によって、新たに本殿や諸社殿が造営された。東照宮は、徳川家康の霊廟として、1617年に創建され、主要な社殿は、三代将軍家光によって1636年に造営された。東照宮の建築により、「権現造」様式や、彫刻、彩色等の建築装飾の技法が完成され、その後の建築様式に大きな影響を与えた。輪王寺は、8世紀末に日光開山の勝道上人が創建した四本竜寺に起源をもち、日光山の中心寺院として発展してきた。1653年には三代将軍徳川家光の霊廟である大猷院霊廟が造営され、輪王寺は、徳川幕府の崇拝を受けた。登録遺産<コア・ゾーン>の面積は、50.8haで、周辺の緩衝地帯<バッファー・ゾーン>の面積373.2haを加えると424haに及ぶ。登録遺産は、徳川幕府(1603~1867年)の祖を祀る霊廟がある聖地として、諸国大名の参拝はもちろん、歴代の将軍の参拝や朝廷からの例幣使の派遣、朝鮮通信使の参拝などが行われ、江戸時代の政治体制を支える重要な歴史的役割を果たした。また、日光山中の建造物群周辺の山林地域は、日光の山岳信仰の聖域とされ、自然と社殿が調和した文化的景観を形成する不可欠な資産となっている。