時は経ち、私の歳は48歳。アナルのシワは46本。そして父の死から31年
私は罪の意識を背負い生きてきた
当然妻も無く、仕事と言えばスーパーの清掃アルバイトであり、世間的に言う屑となり生きながらえていた
そうしている今も上司であるジョルジュに説教を受けている最中なのだが
「ショショフェリーノさん、何度言えば分かるのです?その洗剤は床用であって窓用のものでは有りません。これで20回目です。私だって歳上のあなたに説教など…」
「申し訳ございません。私も恥ずかしく有ります」
私は必死に涙を堪えた。
「もう今日は帰ってください。少し休んだ方が良いですよ。ショショフェリーノさん」
「はい…わかりました」
ロッカールームに着くと同僚のジュミンが私を励ました(ここだけの話、私は彼女に気があるんだ。歳も近いし私に優しい。それにいつも笑っているんだ。顔こそ良くないがそれでも構わない。)
「ショショフェリーノ、あんなの誰でもあるミスよ。落ち込まないでちょうだい。それより石鹸会社への就職は決まったの?」
「いや、ダメだったよ。面接に行ったら追い返されてね。ははっ」
私は笑い話のつもりで話したのだが彼女は悲しそうな目をしていた
「ジュミン、今日の夜は空いてるかい?食事でも?」
「今日は旦那の誕生日なの。ごめんなさいショショフェリーノ」
ダメに決まっているさ。食事と言っても所詮ファーストフード店、彼女だって嫌だろう。
私は自分の出来なさを嘆きながら帰路についた。
続く