破滅への扇動者
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【 骸 】

『俺は、変わった。』


そう信じていた、変わらない俺は。



嘘にまみれていても、欲しかったのは、愛?


取り繕ってでも、守りたかったのは、心?



俺が手に入れたいものは、いつも満ち足りているものばかりで。


空虚な自分でさえも、入り込む余地すら無くて。


だから、俺は変わりたかった。

きっと、変われた筈だった。


もう1人の俺が言うんだ、
『お前に幸せは似合わないよ。』と。


『それは俺も知っている。』

それが俺の、誰も知り得ぬ絶望という名の希望への選択。

ハンナ

空だけを赤く染め

キミは消えた



行き先は見えないけれど

『右向け右』で見せられる世界に

幸せなんて転がってないことぐらい知っている



ハンナ 覚えてはいないか

春を待ちわびて

桜の美しさを語り合った日を


ハンナ キミが好きな歌を

微笑みながら口ずさんでいると思うだけで

温かい心になれた




太陽は月に飲まれてはいけない



壊したのはオレ

キミを壊すぐらいなら

オレは世界を壊す



世界の色が消えるまで


ハンナ キミは輝いて










Re:genesis

惨劇は静かに続いていく



儚く生きる光は

幻影の空に飲み込まれ
引き裂かれる



記憶にも残らない
愛しさは

孤独に色褪せることを待つ



終わりへの旅へ

光も見えない闇の彼方へ



悪夢を笑顔で受け入れよう


紅い涙は乾いた



もう畏怖するものなど何も無い


全てを破壊しよう
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