まず頭に浮かぶのが、我慢である。
我慢のできないおとなはよくダメだと言われる。
たしかに、人から否定されたり仕事でうまくいかないことがあるとすぐに怒る人は苦手であり、感情のコントロールができないと判断して距離をおく。やはり、我慢・忍耐なきものは子供である。
たくさんの情報を知っているのはおとなである?
いまはインターネットがあるからたくさんの情報を所持するのがおとなだけとは限らないために違うと思う。
たくさんの経験をしているのがおとなである?
あらゆる人間が世にはいるわけで、妊娠したことのあるもの、出産したことのあるもの、刑務所に入ったことがあるもの、コカイン中毒のもの、芸術家、社長、インドでヨガのマイスターになって帰国したもの、ベルリンで暗黒舞踊をしているもの、そのような経験が人をおとなたらしめて、、、いるのか?コカイン中毒で歳を取っているからおとなか?13歳でコカインやってたらおとなか?
他者との経験が人間をおとなにする?
どんなに経験値があっても、まったくのこどもはいるわけでなぜかと言うと、反省しないため成長しないからである。では、経験値=おとな、とは言えない。
もっとシンプルに思考できないか?
自己を愛することを知りながらも利他的な人間。。。いいかもしれない。つまり、自己の欲求と他者を思う気持ちのバランスが取れている者をおとなというのではないだろうか?
であるならば、現今のおとなと呼ばれる人々はどうだ?ニュースを見ているとやはり子供が多い気がする。幼稚性を良きものとしているマスコミによるアジエートもあるのかもだが、やはり、日本人はいま軒並みみな中産階級故に苦労を知らぬが故にこうなっているのか。
果たして私にはこのおとなという概念が未だにわからない。唯一、筋の通った人間にあうとおとなやなぁと思う。