職場の事を考えると、つまりは、人間の事を考えていて、
こいつは自分語りが多すぎて面倒い人間だなぁとか
あいつは威張りん棒で自信過剰だなぁとか
自分中心に世界を動かしていて、しかも、もと営業マン故に対外的には無害という小賢しい人間
など、まぁ、人間の悩みは結句、人間な訳です。
そこで思うのはそう思考した自分自身も怪しいと思う。つまり、他者から色々と思われているかもしれないという事である。
あいつは鼻毛がいつも出ている。
男の癖に女のような動きをする。
寝癖が酷い。
など、こう言われているのではないかと思考すると次々に出てくる。
人の事は言えないなぁとは思うが、それはやはり自分と同じ価値観を持つ人間と仕事をすると、同意を求めるために話をしてしまう。それってつまり、「おれって正しいっすよね」「絶対に間違っているのはあいつですよね」「そんなにおれ鼻毛出てないっすよね」と賛同して頂き自己承認欲求を満たしたいだけなんだと思う。いかんなぁと毎日内省するが、また繰り返してしまう。それを改善するために
「他者を認めることは自己を認めることであり、自己を認めしものは他者を容易く認める」
という上記のロジックに解決の鍵が隠されている事は理解している。
だが、どうもまだまだ浅ましき我が気持ちは成長を遂げずにいる。ハダカの王様をモチーフに文を作成するのなら、鏡に己が少しくは映るようにはなってきたが、己に合った服のサイズを買う事が出来ず、他者に己の服のサイズを聞いて回るが結局、サイズは合わず、他者に聞くのはどうもちがうようなって思っている所かも。
まだまだ私は裸である。いま、己が見えている部分である鼻毛ぐらいは処理して明日も生きようと思う。