100分で名著というNHKの素晴らしい番組がある。最近、町田康がその番組の中で坂口安吾の白痴について話しているを見た。町田先生が笑うところがシュール過ぎて周りが笑っていなくて、さすが天才だと思った。

 坂口安吾の微細な美しさを持つ世界を理解できる若者は少ないだろうなと思った。ある程度、読書量がないと、難解に思うかも。

 また、中沢新一が同番組で日本人の霊性について語っているのを見た。難解だけど、すごく面白い内容だった。今度、ゆっくりと記事にしようと思う。

 この頃思うことは

「内面をかえりみることの大切さ」

である。情報中毒が当たり前の世界において、内面を覗く機会が少ないからである。外側だけで世界は動いている訳ではなく、内側でも動いていて、どちらかというと、内側の世界によって外側の世界が大きく変容することを忘れてならないなぁと強く思っている。

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