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  世界では殺戮が行われている。シリアの内戦は止まない。シリア政府、反政府軍、IS、ロシア、トルコ、アメリカあらゆる国や団体の思惑が渦を巻くこの国に対して我々は何ができるのだろうか。SMAPの解散やオリンピックが報道されている中、自分にはそれらよりもシリアの方が近くに感じられる。いつか我々もこのように劣悪な環境に置かれるのだろうという危惧があるから。今の幸福やテンションが持続する訳がない。必ず終焉が訪れる。それまでにどのような種を蒔けるのか。

 村上春樹が雑文集でこのような事を言っていた。
世間の犯罪だとかニュースは我々の内面の矛盾を表している。それは海の中に入って海中の成分と体内の成分が一つになる感覚に似ている。その境目を我々のナラティブ(物語性)が重層的にする。
 すんごく難しい事を言われているが、簡単な話、明日は我が身ということだろう。殺人は良くないというのはみんな理解している。だが、それを全否定出来るだろうか。戦争状態になりそれらが当たり前になれば、今までの常識はひっくり返る。つまり、テレビやネットで報道されている事が、明日は我が身だと言うこと。
 非常に考えさせられる文章だったが、この事を頭に常に入れて生きるのは辛い。つまりはバイアスをなくしてLOVE&peaceに生きようとする事に有意性があるように思えた。