暇だから文を書こうと冷房ガンガンのもと、ひたすらiPhoneを眺めること一時間、浮かばないなぁ文。
 夏のために脳がとろけてしまったのかもしれん、と危機を感じサッポロ一番にキャベツをたくさん刻み入れ、ニンニクをたくさん、すり入れ食すと脳内にお花畑が咲き誇り、ねむさ到来、いやぁ良い眠気であるなぁと得心していたが、いかんいかん、文を書こうと思ったのだよ、私は、とふと我に返る。
 ふぅと一息つき、新聞を眺めるとそこには阿川佐和子の著書「強父論」の宣伝がなされていたため、私はそれを読み、一つの文章に行きあたった。曰く、「まともな人間になりたければ、本を読め」
なんたるまっとうなことをおっしゃる御方じゃ、と感心、感銘を受けて今度、この本を購入しじっくり読んだろうやないかと思って、iPhoneをいじくり文を書こうと脳を動かすが、動かない。それはきっと私がまともでないから文が浮かばないんだと思い、本を読もうと思う、いま。