波紋
存在しないものを欲しがった
叶わない夜を願った
嫌いな左手を忘れたい
理由を一つずつ作った
広がる様は感染症のように
ゆるく
ゆるく
広く遠く
治らない頭痛も今日は味方で
眠らない毎日に安らぎはいらない
規則正しく刻まれて
深く深く亀裂となって
思い出すらも沈みこむ
叶わない夜を願った
嫌いな左手を忘れたい
理由を一つずつ作った
広がる様は感染症のように
ゆるく
ゆるく
広く遠く
治らない頭痛も今日は味方で
眠らない毎日に安らぎはいらない
規則正しく刻まれて
深く深く亀裂となって
思い出すらも沈みこむ
韻雨
爪先を見つめて歩けば
降りだした雨にはすぐに気付く
だけど
いつのまにか
空が晴れたことは分からなかった
伸びすぎた前髪を切ったら
飛び込む極彩色の空が眩しくて
当たり前に遠かった
顔を上げて歩けば
眩しさがどこかに染みて
痛むから
また爪先を見つめる
どこにも重ならない面影
見えなくとも
切れずに続く点と線
伝って歩いてゆけば
どこかへゆけるの
壊しちゃいけないモノも
切っては行けない所も
許されたなら
光が消えてくれるのに
垣間見えるくらいなら
もういっそずっと
映らなくてかまわない
降りだした雨にはすぐに気付く
だけど
いつのまにか
空が晴れたことは分からなかった
伸びすぎた前髪を切ったら
飛び込む極彩色の空が眩しくて
当たり前に遠かった
顔を上げて歩けば
眩しさがどこかに染みて
痛むから
また爪先を見つめる
どこにも重ならない面影
見えなくとも
切れずに続く点と線
伝って歩いてゆけば
どこかへゆけるの
壊しちゃいけないモノも
切っては行けない所も
許されたなら
光が消えてくれるのに
垣間見えるくらいなら
もういっそずっと
映らなくてかまわない
尻尾
深く深く底に沈めるように
塗り重ねれば大丈夫
初めからなかったように見える
目には映らない
えぐられたような傷痕
誰かを傷つけるだけの傷痕
隠しきれないのに
見つからないフリをする
爪先で掻くだけで剥げ落ちる虹色は
溢れる黒を塞ぐ色
惑わすものに逃げても
柔らかさを失うだけ
毛羽立ちを作り続ける
逆撫でするように
減っていく香りを見つめて
香った日々を煮詰める
馴れない所にはなつけない
耳を立たせて喉をならす頃
月に吹く風
戻せば戻すほど触れない
新しい鈴は見つからなくて
あの音色はもう聞こえない
尻尾を振るのに疲れたから
陽が当たる木々の下を歩く
時々虹色を引っ掻いては
溢れる黒を撫でて愛でる
そうやって遊ぶ
塗り重ねれば大丈夫
初めからなかったように見える
目には映らない
えぐられたような傷痕
誰かを傷つけるだけの傷痕
隠しきれないのに
見つからないフリをする
爪先で掻くだけで剥げ落ちる虹色は
溢れる黒を塞ぐ色
惑わすものに逃げても
柔らかさを失うだけ
毛羽立ちを作り続ける
逆撫でするように
減っていく香りを見つめて
香った日々を煮詰める
馴れない所にはなつけない
耳を立たせて喉をならす頃
月に吹く風
戻せば戻すほど触れない
新しい鈴は見つからなくて
あの音色はもう聞こえない
尻尾を振るのに疲れたから
陽が当たる木々の下を歩く
時々虹色を引っ掻いては
溢れる黒を撫でて愛でる
そうやって遊ぶ
