Anthroposophischer Seelenkalenderは,ドイツの神秘思想家ルドルフ・シュタイナー(Steiner, Rudolf)が1912年に発表した詩篇形式のカレンダーです。外なる自然と人間の内なる生活とが季節のサイクルの中で呼応し合う様が,週に1篇,1年で全52篇の詩に謳われています。 日本では,高橋巌先生のちくま文庫版(2004年), 秦理絵子先生のイザラ書房版(2003年)という優れた翻訳がありますが,日々の生活リズムの中で,シュタイナー思想を改めて自分の言葉で汲み上げてみたいと思い,このたび新訳を試みています。シュタイナー学校設立から100年を数える2019年。本来は復活祭から始まる暦ではありますが,この節目の年の始まりから訳出に取り組むことにしました。
我が家では,家族が唯一集まれる時間である朝食時に,蜜蝋ろうそくを灯して,その週の詩を読み上げることにしています。朝はバタバタしていますが,1日の始まりにほんの一瞬だけでも家族で心をひとつにすると,不思議と心が落ち着きます。
第51週
勢いよく顕れ出で,
その本質の力を放ちながら
万物の生成の喜びが
人間の自我に語りかける。
「私の生命が 魔法の呪縛を解かれ
お前の中に乗り移れば,
私は真の目標に到達する」
ルドルフ・シュタイナー
(vivi訳)
Fünfzigste Woche
Es spricht zum Menschen-Ich,
Sich machtvoll offenbarend
Und seines Wesens Kräfte lösend,
Des Weltendaseins Werdelust:
In dich mein Leben tragend
Aus seinem Zauberbanne,
Erreiche ich mein wahres Ziel.

