映画「悪人」☆☆☆☆
気がつけばいろいろあった前のマカオ出張から更新していなかった...
先週再びマカオへ
前回は成田発成田もどりだったけど羽田発羽田戻りで少し楽だった。
羽田の国際線ターミナルを始めて利用。
前回はゼミの発表の準備で
映画を見る余裕がなかったが
今回は行きも帰りも割り切って映画を見ると決めていた。
プレスのアテンドで行ったこともあり
飛行機の中ぐらいしかひとりでリラックスする時間がなかったから。
行きはアメリカの遠距離恋愛をテーマにしたラブコメディ。
(Going The Distance「遠距離恋愛 彼女の決断」
今年アメリカで公開されたばかりのでたぶん、日本未公開)
同じく前に飛行機の中で観た「セレンディピティ」と同じような雰囲気かな。
ドリューバリモアがかわいかった。
途中感情移入する場面がありコメディなのに涙ぐむ...
行きは暗い気分になりそうな映画を避けたが
帰りは怖くて部屋で一人では観れなそうな
「悪人」を観てみた。
深津絵里がヨーロッパの女優賞を受賞した評価の高い映画。
想像通りよかった。
確かに深津絵里も良かったが妻夫木聡も同じぐらい良かったと思う。
はじめからハッピーエンドは予想できなかったけど
それにしても予想外のラストだった。
でも作り手が伝えたかったテーマが痛いほど伝わってくる。
メッセージ性がはっきりしている映画はやはり秀逸。
人は大切に思える人がいてこそ幸せになれるということ。
絵本「100万回生きたねこ」に通ずるものがある。
そして殺人を犯す側にいつも必ず非があるとは
いえないのではないかという問題提起は
はっとさせられるものがある。
わたしたちはマスコミの報道で物事を一面的に見てしまいがちだ
何事も多面的にみるべきだと思っているのに
なぜすぐ一面的になってしまうのかな...
一見の価値がある映画。