変な私と変な人々

変な私と変な人々

変な私と今まで出会った変な人々のお話をすこし

アルファベットで登場人物を出していきますが適当なアルファベットと名前になっています同じアルファベットだからといって同じ登場人物とは限りません。

Amebaでブログを始めよう!



今回は変な人ではないんですけど私が変だっただけなんですが。

展示会入口の受付をしたときの話です。
真っ白な高貴そうなお洋服に勲章?をたくさん付けられた海外の方が来られたんです。

その展示会に用事があったわけではなくてその方が言うにはインドの王族で隣の会場にスパイスの貿易の仕事で来日したというんです。
お洋服もただ物ではなく王族とおっしゃるだけあって凄く上質なお召し物でした。

どうやら展示会の受付の私たちが珍しいらしく一緒に写真を撮って欲しいと。
お答えして写真を並んで撮ったのですがとても感激されて。

すぐインドに帰ってしまうけど皆さんと撮影した画像を送りますと言われちゃんとした名刺も頂いていましたし私が代表して連絡先を教えることに。

そこから一か月ほどしてインドから大変分厚いお手紙と写真を送って頂いたのですが…
息子さんが日本に来日するので案内して欲しいと書かれていたのでした。

私は英語が堪能ではないしその英文を彼氏に読んでもらい内容を把握したのですが…

当時の私は王族の息子さんを持て成すとなったらお食事でもちゃんとした高級店に行かないといけない…
その場合誰が支払いに…うーん…と凄く矮小なせこい考えに至ったんです。

困った困ったと悩み返信はしませんでした。

この話はもう本当にはるか昔のことなんですけど今から考えれば当時の彼氏は英語ペラペラでしたし経済的にも裕福な人だったので彼氏と一緒に案内してあげて彼氏に金銭面を甘えてもよかったんじゃないかと。

それに王族だからといって高級店ではなく日本の下町のジャンクフードや名物何かを案内してあげてもよかったんじゃないかと…

面倒くさがって返信を無視した私のこの愚かな行いは日本に来るのを楽しみにされていた親御さんと息子さんの気持ちを踏みにじった。
今でも凄く後悔してるんですよね。

ちゃんと案内して日本の楽しいところを楽しんでもらえばよかった。

変な私の無礼な振る舞いでせっかく喜んで書いてくれた手紙と書いてくれたお父様の名誉を踏みにじってしまった。

この先こんな話はないかもしれないけれどこんなふるまいは二度としないと心に誓うのでした。