草の根ポスター
フォトジャーナリスト、エッセイストである児玉小枝さんの動物福祉活動に心を動かされ、何度か児玉さんの写真展をさせて頂きました。
収容された動物達の「誇り高き最期の肖像」と題された児玉さんの写真は、私達にどうぶつを飼う者としての責任を問いかけています。
初めて児玉さんの写真を見た時、そこに写るどうぶつ達の姿に言葉を失いました。
飼い主が迎えに来るのをひたすら待つどうぶつ達の憐れな姿に涙が止まりませんでした。
ペットブームに湧く今の世の中で、なんと多くのどうぶつ達の命を犠牲にしながら、私達はその現実を知る事もなく、見る事もなく過ごしているのだろうか。
今年、児玉さんは不幸などうぶつ達の声なき声を日本中に届ける為に、ポスターを作成されました。
一人に伝える事により救える命がある事を願い、作られたポスターです。
HP「どうぶつ福祉ネットワーク」(ロゴをクリックして下さい)
児玉さんのHP「どうぶつたちへのレクイエム」
どうぶつたちの2枚のポートレートがあります。
1枚は、家族の愛と献身的な介護に見守られながら、
天寿を全うしつつある子の、最後の記念写真。
もう1枚は、人間に捨てられ、あるいは保健所に持ち込まれ、
暗く冷たいガス室の中で命を絶たれようとしている子の、
最期の肖像写真──。
彼らの運命の明暗を分けるのは、私たち人間の意識です。
本サイトを通じて、言葉を持たないどうぶつたちの声なき声が、
あなたの心に届きますように……。
そして、どうぶつとともに暮らすことの意味を、責任を、
自らに問い直すきっかけにしていただければ幸いです。