今日は1月7日。正月の7日目。

今日まで続いてきた年明けの行事が一区切りつく日です。

 

ということで、きょうは七草かゆの日~

冬のなかでもみどりの葉を出している草たちの命を分けてもらって

この寒さを元気で乗り切れますように。という願いをかける日。

 

ウインクちょこっと余談。

むかしのこよみでみるならば、正月7日は、春の初めころ。

ちょうど、みどりが出始める時期だったそうな。

日本にあった若菜つみの風習と中国から来た節句の風習が合体してできあがった七草の習慣。

 月の動きやカレンダーの都合で季節がちょっとずつずれて

いまは、寒い冬のときになってます。

 

 

おうちで七草がゆならぬ七草の汁ものを作りましたよラブラブ
 

 

きょうは「1月7日です」といいましたが、

これは太陽暦のひとつであるグレゴリオ暦でのこと。

 グレゴリオ暦とは、地球が太陽のまわりをまわる周期をもとにつくられたこよみ。

 

そのほか、旧暦と呼ばれるこよみもあります。
旧暦で、きょうは11月21日でした。

 旧暦は、月の満ち欠けで日付を決め、太陽のうごきを参考に微調整したこよみで、
 日本で作られた(というよりは再調整された)太陰太陽暦。

 

現在の日本に暮らす多くの方が、カレンダーの日付をもとに動いています。
 学校へ行く、会社へ行く、公の書類を作成する...すべて、カレンダー(グレゴリオ暦)のとおりです。

だから、今日といういちにちを

多くのかたが 「1月7日だ。」「七草がゆの日だ」として過ごすので、

 その想いは重なり合って「1月7日」という場を作り上げます。

今日は、旧暦で言うならば11月21日になりますが、

 きょうは11月21日だとして過ごした方は、ごく少数派なのではないでしょうか。

 

 

きょうの1月7日という日に、
 七草がゆを食べたり
 食べなかったとしても、七草がゆの習慣は
  長寿と健康をねがうまじないなんだなと知ったりすることで、
ひとりずつの想いのなかに、

 身近なひとの健康やしあわせを願うこころができあがります。

 

その想いの強さやひろがりは、

 人それぞれによって違ってくることでしょう。

それでも、きょうというときに、

 多くのひとが身近なひとの健康やしあわせを願うことで、

このとき、全体にむけて 場がつくられるのです。

 

想いの力、祈りの力。

 それは、重なっていくことで大きな力となります。

おおきな力は、場を作り上げてゆくのです。

 

 

宇宙のうごきや、月、星の動きに沿っていることも多い旧暦。

けれども、

カレンダーのこよみ(グレゴリオ暦)での日付換算のほうが、多くの方の想いを重ねやすくなる...

 


これからも、季節行事のまじないに関係する日付は、

 カレンダーどおりと 旧暦と。場合によってはその両方で。

節句やおまつりなどの季節行事の成り立ちによって、ご紹介してゆきます。

 お月様月の満ち欠けが大きく関係するような行事については、

 旧暦や月の満ち欠けによってご紹介してゆきますね。

 

 

読んでいただき ありがとうございます虹

 

巫(神和ぎ;カムナギ) 田村洋子でした。