クリスマスが終わったら、もうお正月に向けての準備期間もあとすこし。
正月飾りをかける時期
正月飾りを29日に出すのは縁起が良くなくて、
31日に出すのも「1日飾り」といってやはり縁起が良くない。
となると、
クリスマスより後で正月飾りを出すとしたら、
26日,27日,28日,30日のいずれか。
とくに、28日は「八」がつくので縁起が良いのだとか。
28日に正月飾りを出そうと思ったら...
大そうじ、だいじょうぶ?? という気分になってきた。
家のなか全ての大そうじは後回し?にするとしても、
まず、家の入口。玄関だけでも先にお掃除して
正月かざりを出したいと思っています。
10分弱でささっと玄関大そうじの術
1. ミニほうきや乾いたペーパータオルなどで、
上から下に向けてほこりをおとす。
ドアの上、靴箱の上、ドアの凹凸。ドアの外も忘れずに。
2. 少し水を付けて硬く絞ったぞうきんなどで、
ドアの内側を、上から下に向けて、ざっとほこりをふきとる。
続いて、ドアの外側も。上から下に向けてふきとる。
3. 玄関内側の床の部分も、水拭きする。
終了。所要時間10分弱。
水拭きするときのぞうきんやペーパータオルなどは
おそうじで拭き終えたら洗わずにそのまま捨てられるものを使うと、
お手軽度があがります。
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年末の大そうじの習慣は、
初日の出とともにやってくる歳神(としがみ)さまを迎える準備。
家の中をきれいに清めるためにおおそうじをし、
正月用の飾りを付け、かみさまの訪れを待つことになります。
歳神様とは?
その歳のよろこびを持ってきてくれるかみさま。
予祝(よしゅく)、言祝ぎ(ことほぎ)によって、
その歳のわたし達の幸せを先取りしてお祝いしていってくれるかみさま。
正月飾りの意味
正月飾りは、身体を持たないかみさまたちを
見える世界へお招きするための目印です。
入り口(門、玄関など)に飾ります。
かみさまは飾りを目印に家の中へとやってきてくれます。
...サンタクロースの煙突みたいね。
飾りに使われるマツは、常緑樹。
冬、葉が落ちている中でもみどりのままの葉をつけている樹。
気の枯れやすい冬でも緑であることで、生命力のシンボルとされてきました。
また、マツの木は香りの強い気でもありますから、
魔をはらう、神聖なものでもあります。
そういったところから、
マツはかみさまの依り代(よりしろ。降りてくる場所)として飾られるようになりました。
しめ縄はかみさまの領域と人の住む領域の境をあらわすもの。
しめ飾りは、この内がわも清めてあるのでお入りください。という
かみさまにむけてメッセージなどが込められています。
※しめ飾りの形やルーツによって、持たせてる意味あいには諸説あります...
また、しめ飾りは地方によってもいろいろな形があり、
橙(だいだい)、うらじろ(シダの葉)、稲穂など、
色鮮やかな飾りをつける場合もあります。
華やかなものも多いので、
玄関を飾るインテリア?としても選びがいがあります。
お好みの正月飾りを買って、用意して。
正月飾りは百貨店でも見かけたし、近所のスーパーでも並べられていた。
おそうじをする場所とそうじ時間は小さく区切って大そうじをして、
お正月迎える用意をはじめます。
読んでいただき ありがとう
巫(神和ぎ;カムナギ) 田村洋子でした。
家の外にある井戸にもしめ飾り[2017年正月、愛媛県にて]
季節ごとに伝わる行事(おまつり)は、
星の動きと地上の動き(人の暮らし)をつなぐために続いてきた型。
その中には、人が古くから伝えてきた想いのかけらが残っています。
季節ごとに伝わる行事(おまつり)に関わることは、
じぶんのルーツと向き合う時間